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第二次検定は「答えがない試験」?それでも対策できる理由|1級建築施工管理技士の出題と合格基準

けんせつる

けんせつる

第二次検定って、そもそも何が出るの?記述ばっかり?

答えが無い試験って聞くけど、対策できるの?

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この記事の要点

第二次検定は、1級建築施工管理技士の2つ目の試験(旧・実地試験)で、記述が中心の全6問・必須問題です。

  • 合格基準は得点率60%以上、試験時間は3時間が目安。
  • 問題1の施工経験記述が最重要。問3はネットワーク工程表、問5・問6は五肢択一
  • 答えが定まる問(計算・択一)と、定まらない問(経験記述)が混在する。だから対策の仕方も分かれる。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

第二次検定とは(第一次との違い)

建築施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定の2段階です。第一次はマークシートの四肢択一で、知識を問います。これに合格すると「技士補」を名乗れます。

第二次検定(旧・実地試験)は、その先の試験で、記述が中心です。施工管理の実務的な力(現場の課題にどう対応するか、工程をどう計算するか)を、文章や計算で答えさせます。第一次の暗記とは対策が変わります。

第二次検定の問題構成(全6問・必須)

第二次は全6問で、すべて必須です。各問が何を問うかを整理します。

問題 内容 形式
問題1 施工経験記述(与えられた工事概要について、品質管理・施工の合理化 等のテーマで記述) 記述
問題2 仮設・安全(仮設計画、災害防止、建設機械の安全使用 等) 記述
問題3 施工管理(ネットワーク工程表)。所要日数・フロートの計算 記述
問題4 躯体または仕上げの施工(留意事項 等) 記述
問題5 躯体または仕上げの施工知識 五肢択一
問題6 法規(建設業法・建築基準法施行令・労働安全衛生法 等) 五肢択一

問題2・4・5で扱う工種(仮設・躯体・仕上げ)や、記述か択一かは年度で入れ替わることがあります。最新の構成は受検前に公式で確認します。

なお、令和6年度から問題1(経験記述)と問題5・6の形式が大きく変わりました。詳しくは第二次検定の出題形式はどう変わった?(令和6年改正・新旧の違い)を確認してください。

「答えはあるのか」=問によって違う

第二次は「答えが無い試験」と言われますが、正確には答えが定まる問と、定まらない問が混在します。ここを分けると対策がはっきりします。

答えは定まるか 対策の方向
問1 経験記述 唯一解なし(書く中身は自分で組む) 型・施工知識で組み立て、添削で磨く
問3 ネットワーク 定まる(計算なので一意) 解き方を覚えれば確実に得点
問2・4 記述 ほぼ定まる(標準的な正答) 施工の留意点を正確に書く
問5・6 択一 定まる(正解がある) 第一次と同じ知識で取れる

公式(建設業振興基金)は第二次の模範解答を公表しません。資格学校が参考解答例を出しますが、とくに経験記述は「見本」にすぎず、丸写しはできません。つまり「答えが無い問1」は型と知識で組み、「答えがある問3・5・6」は正面から得点する、という二段構えになります。

合格基準と試験時間

合格基準は、原則として得点率60%以上です。試験時間は3時間が目安。記述量が多く、問題1の経験記述に時間を取られやすいので、解く順番と時間配分が合否を分けます。計算(問3)や択一(問5・6)など確実に取れる問を先に固める戦略も有効です。

問題1「施工経験記述」のテーマは4分野|年度で入れ替わる

第二次で最重要の問題1(施工経験記述)は、毎年テーマが指定され、そのテーマに沿って工事経験を記述します。テーマは大きく次の4分野で、年度ごとに入れ替わって出題されます。去年のテーマの解答例を丸暗記しても、翌年に別テーマが来れば使えません。

テーマ 何を問うか 書く題材になる施工知識(当サイト)
品質管理 品質を確保するために行った管理・確認(直近は令和7年度=S造 かぶり厚さ受入検査出来形管理
施工の合理化 省力化・工期短縮・生産性向上の工夫(直近は令和6年度=RC造 合理化の経験記述(プレカット・部材のPCa化など)
建設副産物 廃棄物の再資源化・発生抑制 建設リサイクル法マニフェスト
工程管理 工期短縮・遅延回復のための工程の工夫 クリティカルパスフロート

直近は令和6年度が「施工の合理化」、令和7年度が「品質管理」でした。過去はこの4分野が繰り返し出題されているので、どのテーマが来ても書けるよう、3テーマ程度は各2パターン用意しておくのが安全です。年度ごとの出題テーマは経験記述の年度別テーマ一覧(平成29〜令和7年)にまとめています。テーマ別の書き方は、品質管理の経験記述施工の合理化の経験記述建設副産物の経験記述工程管理の経験記述でそれぞれ整理しています。

この「テーマ→実際に書く施工知識の記事」までつなげられるのが、用語・施工の記事を400本以上そろえた当サイトの強みです。解答例の丸暗記ではなく、自分の現場に施工知識を当てはめて組み立てるのが、テーマが変わっても崩れない対策になります。なお各年度の正確なテーマ・工種は、受検前に建設業振興基金の公式でご確認ください。

第二次検定の対策の入口(出題別)

第二次は出題ごとに対策が違います。テーマ別の詳しい記事につないでいきます。

まちがえやすいポイント

「第二次=答えが無いから対策できない」と思い込むと、いちばん確実に取れる問3(ネットワーク計算)と問5・6(択一)を後回しにしがちです。ここは答えが定まるので、先に固めれば合格点(60%)に近づきます。

経験記述(問1)は配点が大きい一方で唯一解が無いぶん伸ばしにくい。計算・択一で土台を作り、経験記述は型と添削で底上げするのが現実的な配分です。

▶ 経験記述の添削・作成代行を見る|独学サポート事務局

独学サポート事務局(株式会社ディーラーニング)=施工管理技士向けの通信教育。経験記述の添削・作成代行に対応。内容・料金は公式ページでご確認ください。

理解度チェック

Q.

第二次検定の合格基準と試験時間の目安は。

合格は原則得点率60%以上、試験時間は3時間が目安です。配点・構成は年度で変わるため公式で確認します。

Q.

第二次検定で「答えが定まる」のはどの問か。

問3のネットワーク工程表(計算)と、問5・問6の五肢択一です。経験記述(問1)は唯一解がなく、型と施工知識で組み立てます。

まとめ

第二次検定の出題形式はどう変わった?(令和6年改正・新旧の違い)

> 新形式対応の参考書・過去問は1級のおすすめ参考書・過去問題集で整理しています。

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考

  • 一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部(受検案内・出題区分・合格基準)
  • 各年度 第二次検定の総評・解答速報(全日本建築士会/資格学校 ほか)

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新形式に対応したテキスト・過去問の選び方は、こちらにまとめています。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公的機関・各検定実施団体の公表情報をもとに、試験情報を整理しています。

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