けんせつる
経験記述のテーマが「工程管理」だったら、何を書けばいいんだろう?
「工期が厳しかった」だけだと、薄い気がして…。
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1級第二次検定の施工経験記述は、「品質管理」「施工の合理化」「建設副産物」「工程管理」などのテーマから出題されます。
工程管理は書きやすそうに見えて、実は中身が薄くなりがちなテーマです。
「工期が厳しかったので頑張った」では、何をしたか伝わらず点になりません。
大事なのは、遅れの原因と、それに対する具体的な手立てです。
「どんな課題を書く?」
「対策は何を挙げればいい?」
「数字は入れたほうがいい?」
このページでは、工程管理の経験記述で書くべき課題と対策の型を、具体例つきで整理します。
当サイトの工程管理の記事ともつなぐので、用語の裏づけまで確認できます。
なお、最終的に「あなたの答案」が点になるかは添削でしか分かりません。これはページ後半で触れます。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
工程管理とは、工事を契約工期内に完成させるために、作業の順序・期間・人や資材の配分を計画し、進捗を管理することです。
経験記述では、「工期が遅れそうになった原因」と「それを取り戻した対策」を書くのが基本です。
つまり、課題(遅れの原因)→対策→結果(短縮・遅延解消)の流れで組み立てます。
まず、なぜ工期が厳しくなったのかを具体的に書きます。代表的な原因は次のとおりです。
「忙しかった」ではなく、何が原因で何日遅れる見込みだったかを示すと、対策が生きてきます。
原因に対して、実際にとった手立てを書きます。工程管理の対策は、大きく次の3方向です。
| 方向 | 具体例 |
|---|---|
| クリティカルパスを詰める | ネットワーク工程表で遅れの効く経路を分析し、その作業の班を増員(例:型枠を2班→3班)した |
| 先行・並行で進める | 資材待ちの間に、できる作業(外構・設備配管の先行)を前倒しし、並行作業に組み替えた |
| 作業そのものを速くする | 早強セメントで型枠存置期間を短縮、プレカット・先組みで現場作業を減らした |
労務が一時期に偏るときは、山積み・山崩しで平準化し、応援を計画的に入れます。進捗は出来高曲線などで管理します。
工程管理は、対策ごとに次の要素をそろえて書きます。
文末は過去形「〜した」でそろえます。工程管理の記述では、効果を必ず「◯日」と数値で示します。
余裕(フロート)の使い方や工程表の種類を理解しておくと、対策に説得力が出ます。
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工程管理の対策は、何を書けば点になりますか?
遅れの原因に対し、クリティカルパスの作業を増員する・先行作業や並行作業に組み替える・早強セメントやプレカットで作業を速める、などの具体的な手立てを書きます。必ず「何日短縮・遅延解消」と効果を数値で示します。
工期短縮のために残業や休日作業を増やした、でもよいですか?
単に「残業を増やした」だけでは弱く、近年は働き方の面でも好まれません。工程の組み替え(先行・並行)や段取りの改善で短縮した、という管理側の工夫を中心に書くほうが評価されます。
工程を急いだら品質が落ちた、と書いてもよいですか?
悪い結果で締めないようにします。短縮しつつ品質も確保した(検査体制を合わせた等)と、両立できたことを書きます。留意事項として品質・安全への配慮を一言添えると説得力が出ます。
> 品質管理の経験記述はどう書く?を確認する
> 施工の合理化の経験記述はどう書く?を確認する
> 建設副産物の経験記述はどう書く?を確認する
> 経験記述で減点・不合格になるNG例は?を確認する
> 第二次検定とは?6問の中身・合格基準で全体像をつかむ
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
※ この記事の確認日:2026年6月
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工程のテーマで、品質や安全の話に逃げない
工程管理がテーマなのに、対策が品質や安全の話になってしまう人がいます。書くのは「工期の遅れをどう取り戻したか」です。
もう一つ多いのが、効果を数字で書かないこと。「早く終わった」ではなく「◯日短縮した」と書きます。テーマのズレや抽象表現は、書いた本人ほど気づけません。
経験記述のNG・減点パターンもあわせて確認し、仕上げは第三者の添削で見てもらうと安心です。