けんせつる
第二次検定って令和6年で大きく変わったって本当?
昔の過去問・解答例の丸暗記は、もう通用しないの?
※本ページにはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます。価格・内容・発行年は変動するため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
この記事の要点
1級の第二次検定は令和6年度(2024年)から出題形式が大きく変わりました。最大の変更は、施工経験記述(問題1)です。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
1級建築施工管理技士の第二次検定(旧・実地試験)は、第一次がマークシートなのに対し、記述が中心の試験です。この第二次が、令和6年度(2024年)の制度改正で出題形式が見直されました。
変更は2つあります。1つは施工経験記述(問題1)の形式、もう1つは問題5・問題6が五肢択一(マークシート)になったことです。とくに大きいのが問題1です。
もっとも変わった施工経験記述を中心に、新旧を並べます。
| 項目 | 旧形式(〜令和5年) | 新形式(令和6年〜) |
|---|---|---|
| 問題1の題材 | 受験者が自分の経験した工事を記入 | 工事概要が問題用紙に与えられる(自分の経験は問われない) |
| 工事概要欄 | 工事名・場所・内容・工期・立場などを自分で記入 | 想定工事の概要が示され、それを読み取って解答 |
| 問われ方 | 自分の現場での課題・対策・結果 | 与えられた工事での重点項目・対策などを記述 |
| 問題5・6 | 記述式 | 五肢択一(マークシート)に変更 |
新形式でも、問題3のネットワーク工程表(フロート計算)や、記述式の問題2・問題4が出る点は共通です。試験時間は3時間、合格は得点率60%以上が目安です。
旧形式は、自分の工事経験を書かせる方式でした。ところが、解答例を丸暗記して書き写す、あるいは経験を盛って書く対策が広がり、実務経験や技術力を正しく測れないという問題が指摘されていました。
そこで、国の検定見直しの一環で、令和6年度から「与えられた工事概要に対して、施工管理の知識をどう適用するか」を問う形式に改められました。暗記の丸写しではなく、施工の理解そのものを試す方向への変更です。
つまり対策の軸は、「自分の経験談を磨く」から「施工管理の知識を、与えられた工事にあてはめて書く」へ移りました。品質管理ならかぶり厚さ・コンクリート受入検査・出来形管理といった、施工管理の確認項目の理解がそのまま武器になります。
とはいえ、書いた答案が新形式の問いに噛み合っているかは、自分では判断しにくいところです。仕上げは第三者の添削で確認すると安心です。
独学サポート事務局(株式会社ディーラーニング)=施工管理技士向けの通信教育。経験記述の添削・作成代行に対応。内容・料金は公式ページでご確認ください。
新形式での出題テーマは年度で変わります。実際の出題は次のとおりです。
| 年度 | 問題1のテーマ・与えられた工事概要 |
|---|---|
| 令和6年 | 施工の合理化(現場作業の軽減策を3つ/時間外労働が初出題) |
| 令和7年 | 品質管理(事務所ビル新築・鉄骨造・地上7階建ての概要が提示され、重点項目を3つ) |
テーマは品質管理・施工の合理化・建設副産物(+工程管理)から出ます。どれが来ても書けるよう、複数テーマを準備しておくのが基本です。
令和6年からの新形式で、施工経験記述(問題1)は何が変わったか。
自分が経験した工事を書く旧形式から、工事概要が問題用紙に与えられる形式に変わりました。自分の工事経験そのものは問われません。
新形式で、過去問の解答例を丸暗記する対策は有効か。
有効とは言えません。自分の工事を書く前提が崩れたため、丸暗記の写しは与えられた工事概要に噛み合いません。型の参考にとどめ、施工知識で組み立てる必要があります。
> 独学の参考書・過去問は1級建築施工管理技士のおすすめ参考書・過去問題集で整理しています(新形式対応版の選び方つき)。
> 過去問解説(年度別)で出題傾向を確認する
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
参考
※ この記事の確認日:2026年6月。配点・問題構成は年度で変わるため、受検前に建設業振興基金の公式でご確認ください。
受験ガイド・人気記事
まちがえやすいポイント
市販の対策本やネットの解説には、まだ旧形式(自分の工事を書く前提)で書かれたものが残っています。古い前提で「自分の工事経験をどう盛るか」だけを練習すると、新形式で噛み合いません。
使う教材・過去問は令和6年以降の新形式に対応した最新年度版かを必ず確認しましょう。古い解答例は「型・言い回し」の参考にとどめ、与えられた工事概要に合わせて組み立てるのが新形式の前提です。