けんせつる
経験記述のテーマが「品質管理」だったら、何を書けばいいんだろう?
「品質に気をつけた」だけだと、薄い気がして…。
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1級第二次検定の施工経験記述は、「品質管理」「施工の合理化」「建設副産物」「工程管理」などのテーマから出題されます。
品質管理は出題頻度が高く、令和7年もこのテーマでした。
「品質に注意した」「丁寧に施工した」では、何をしたか伝わらず点になりません。
大事なのは、どんな品質低下のおそれがあり、それをどう防いだのかです。
「どんな課題を書く?」
「対策は何を挙げればいい?」
「数字はどこに入れる?」
このページでは、品質管理の経験記述で書くべき課題と対策の型を、具体例つきで整理します。
当サイトの品質管理・コンクリートの記事ともつなぐので、用語の裏づけまで確認できます。
なお、最終的に「あなたの答案」が点になるかは添削でしか分かりません。これはページ後半で触れます。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
品質管理とは、設計図書で求められた品質(強度・寸法・仕上がりなど)を確保するために、材料・施工・検査を管理することです。
経験記述では、「品質が下がるおそれのあった点」と「品質を確保するためにとった対策」を書くのが基本です。
つまり、課題(品質低下のおそれ)→対策→結果(品質を確保・不具合ゼロ)の流れで組み立てます。材料・施工・仕上がりの3つの視点で考えると、題材を見つけやすくなります。
まず、放っておくと品質が下がっていた点を具体的に書きます。代表的なものは次のとおりです。
「不安だった」ではなく、何が原因でどんな不具合が起きうるかを示すと、対策が生きてきます。
品質低下のおそれに対して、実際にとった手立てを書きます。品質管理の対策は、大きく次の3方向です。
| 方向 | 具体例 |
|---|---|
| 材料の品質を確かめる | コンクリートの受入検査でスランプ・空気量・塩化物量・温度を確認し、規格外を持ち帰らせた |
| 施工で品質をつくり込む | かぶりをスペーサーで確保し、打重ね時間を管理してコールドジョイントを防止。暑中は練上がり温度を35℃以下に管理した |
| 検査・養生で品質を確認する | 配筋検査・自主検査で寸法を確認し、強度が出るまで養生を継続した |
季節の影響が大きいときは、寒中・暑中コンクリートの温度管理を対策の柱にすると書きやすくなります。仕上がりは出来形の許容差で確認します。
品質管理は、対策ごとに次の要素をそろえて書きます。
文末は過去形「〜した」でそろえます。品質の記述では、管理した値(温度・かぶり・強度など)を具体的な数値で示します。
用語の裏づけはコンクリート受入検査・かぶり厚さ・養生の記事で確認できます。
独学サポート事務局(株式会社ディーラーニング)=施工管理技士向けの通信教育。経験記述の添削・作成代行に対応。内容・料金は公式ページでご確認ください。
品質管理の対策は、何を書けば点になりますか?
品質低下のおそれに対し、受入検査で材料を確かめる・かぶりやコールドジョイントを施工で管理する・配筋検査や養生で品質を確認する、などの具体的な手立てを書きます。管理した温度・かぶり・強度などを数値で示すと評価されます。
工事の種類は、RC造でないと品質管理は書けませんか?
そんなことはありません。鉄骨造なら溶接・高力ボルトの管理、仕上げ工事ならタイルの接着・防水の漏水対策など、どの工事でも品質低下のおそれと対策は書けます。自分が実際に経験した工事に合わせて選びます。
品質を確保したら工期が延びた、と書いてもよいですか?
悪い結果で締めないようにします。品質を確保しつつ工程にも支障が出なかった、と両立できたことを書きます。留意事項として工程・コストへの配慮を一言添えると説得力が出ます。
> 工程管理の経験記述はどう書く?を確認する
> 施工の合理化の経験記述はどう書く?を確認する
> 建設副産物の経験記述はどう書く?を確認する
> 第二次検定とは?6問の中身・合格基準で全体像をつかむ
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
参考
※ この記事の確認日:2026年6月
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品質のテーマで、工程や安全の話に逃げない
品質管理がテーマなのに、対策が「工期を守った」「安全に配慮した」になってしまう人がいます。書くのは「品質をどう確保したか」です。
もう一つ多いのが、管理を数字で書かないこと。「丁寧に養生した」ではなく「温度を35℃以下に管理した」「設計基準強度を確認した」と数値で示します。テーマのズレや抽象表現は、書いた本人ほど気づけません。
経験記述のNG・減点パターンもあわせて確認し、仕上げは第三者の添削で見てもらうと安心です。