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経験記述は経験が浅くても書ける?書くことがない人の題材の準備

けんせつる

けんせつる

現場経験が浅くて、経験記述に書くことがない…。これでも受かるの?

小さい現場しか経験してないんだけど、大丈夫?

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この記事の要点

令和6年からの新形式では、問題用紙に工事概要が与えられます。自分の工事を一から思い出して書く形式ではなくなりました。

  • つまり「自分の現場が小さい・経験が浅い」という悩みは、新形式では前提が変わっています
  • 必要なのは、テーマ別の施工知識の引き出し(品質管理・施工の合理化・工程管理などで何を書くか)。
  • 引き出しは施工管理の確認項目から作れる。経験ではなく知識で組み立てる。最後の仕上げは添削で。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

経験が浅くても書ける?=新形式で前提が変わった

「経験記述に書くことがない」という悩みは、令和5年までの旧形式を前提にしたものです。旧形式は、自分が経験した工事を自分で記入し、その現場の課題・対策を書く方式でした。だから、経験が浅い・小規模な現場しかない人ほど書きづらかったのです。

ところが令和6年からの新形式では、問題用紙に工事概要(建物の用途・構造・規模など)が与えられます。受験者は、その想定工事に対して、品質管理や施工の合理化で重点を置く項目・対策を書きます。自分の工事経験そのものは問われません(変更点の詳細は第二次検定の出題形式はどう変わった?を参照)。

だから結論はこうです。経験が浅くても、与えられた工事に施工管理の知識を当てはめられれば書ける。逆に、知識が薄いと、経験が豊富でも書けません。勝負は「経験の量」から「知識の引き出し」に移りました。

では何を準備すればいいか=テーマ別の引き出し

準備すべきは、出題テーマごとに「与えられた工事で何を重点にするか・どんな対策をするか」を書ける引き出しです。テーマは次の4つから出ます。

どのテーマが来るかは年度で変わるので、2〜3テーマは書けるように準備しておきます。引き出しの中身は、自分の手柄話ではなく「施工管理として一般に何を確認・対策するか」でかまいません。

引き出しの作り方(品質管理を例に)

引き出しは、施工管理の確認項目から作れます。たとえば品質管理なら、与えられた構造(RC造・鉄骨造)に応じて、次のような確認項目が「重点を置く項目」の候補になります。

これらは当サイトの施工管理・RCのカテゴリで1つずつ解説しています。「重点項目→なぜ重要か→どう確認するか」をセットで言えるようにしておくと、与えられた工事に当てはめて書けます。施工の合理化なら省力化工法・プレカット・先組み、工程管理ならクリティカルパスフロートの活用、というように引き出しを増やします。

古い解答例・小規模工事の悩みはどう扱うか

市販本やネットには、旧形式(自分の工事を書く前提)の解答例がまだ多く残っています。これを「自分の小さい現場にどう当てはめるか」と悩む必要は、新形式では小さくなりました。古い解答例は「型」や「言い回し」の参考にとどめ、与えられた工事概要に合わせて中身を組み立てます。

「複数の工種を1件にまとめてよいか」「工事名に何を書くか」といった旧形式特有の悩みも、工事概要が与えられる新形式では前提が変わります。まずは新形式の問題(令和6年以降)で、与えられた概要に答える練習をするのが近道です。

まちがえやすいポイント

旧形式の「自分の工事経験をどう盛るか」だけを練習しても、新形式には噛み合いません。新形式で問われるのは、与えられた工事に対する施工管理の判断です。準備の軸は「経験談づくり」ではなく「テーマ別の施工知識の引き出しづくり」に置きましょう。

使う教材・過去問は、令和6年以降の新形式に対応した最新年度版かを必ず確認してください。

それでも不安なら|仕上げは添削で

引き出しを用意しても、「この書き方で伝わるか」「専門用語・数値の使い方が合っているか」は、自分では判断しにくいものです。第二次の記述は公式の模範解答が出ないため、独学だと独りよがりになりがちです。

身近に見てくれる先輩・上司がいないなら、施工経験記述の添削サービスで、自分の答案を第三者にチェックしてもらうのが確実です。記事は答案そのものを見られませんが、添削はあなたの文章を直接直してくれます。

▶ 経験記述の添削・作成代行を見る|独学サポート事務局

独学サポート事務局=施工管理技士向けの通信教育・経験記述の添削サービス。内容・料金は公式ページでご確認ください。参考書・過去問の選び方は1級のおすすめ参考書にまとめています。

理解度チェック

Q.

経験が浅いと、新形式の経験記述は書けないか。

そうとは限りません。新形式は工事概要が与えられ、自分の工事経験は問われません。与えられた工事に施工管理の知識を当てはめられれば、経験が浅くても書けます。

Q.

準備すべきは何か。

テーマ別(品質管理・施工の合理化・工程管理・建設副産物)の施工知識の引き出しです。「重点項目→なぜ重要か→どう確認するか」をセットで言えるようにしておきます。

まとめ

第二次検定とは?答えがない試験でも対策できる|全体像はこちら。

2級の第二次検定とは?問題構成・経験記述と対策|2級の人はこちら。

第二次検定の出題形式はどう変わった?|令和6年改正の詳細。

経験記述で減点・不合格になるNG例は?|やりがちな失敗と直し方。

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考

  • 一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部(受検案内・出題区分)
  • 各年度 第二次検定の総評・解答速報(全日本建築士会/資格学校 ほか)

独学で合格をめざすなら

新形式に対応したテキスト・過去問の選び方は、こちらにまとめています。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公的機関・各検定実施団体の公表情報をもとに、試験情報を整理しています。

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