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木造軸組工法の建方とは?施工管理で確認する工程と金物

けんせつる

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木造軸組工法の建方って何?どんな場面で使うの?

この記事の要点

木造軸組工法の建方とは、基礎の上に土台を据え付け、柱・梁・桁・小屋組を組み立てる工程です。RC造や鉄骨造の建方と並んで、建物の骨格をつくる最重要工程の一つです。

施工管理ではアンカーボルトの位置と径・接合金物の種類と取り付け・建方精度(垂直・水平)の3点が主な確認ポイントになります。

木造住宅や木造の低層建物では、軸組工法が広く採用されています。

建方は工事の見た目上のクライマックスですが、施工管理の観点では「上棟前に確認する項目」と「建方中に確認する項目」に分けて整理しておくことが大切です。

木造軸組工法の建方はどういう順番で進むか

建方は大まかに以下の順序で進みます。

工程内容
土台の敷込み基礎の上に土台(横架材)を敷き、アンカーボルトで緊結する
柱の建て込み管柱・通し柱を土台の上に建てる。仮筋かいで倒れを防ぐ
梁・桁の組み付け柱の上に梁・桁を渡し、接合金物で緊結する
小屋組の組み立て棟木・垂木・母屋を組み、屋根の骨格をつくる
本筋かいの取り付け仮筋かいを撤去し、設計図通りの筋かいを入れる

ザックリ言えば、「下から上へ、横架材で固めながら積み上げる」という流れです。

アンカーボルトはなぜ建方前に確認するのか

アンカーボルトは基礎コンクリートと土台を緊結する金物です。木造でも鉄骨造と同様に、基礎工事の段階で埋め込まれます。

土台を敷く前に確認すべきポイントは次のとおりです。

接合金物はどれを使うのか確認が必要か

木造軸組工法では、柱頭・柱脚の接合に専用の金物を使うことが建築基準法施行令で求められています。

N値計算(柱に作用する引き抜き力の計算)によって各柱の必要金物が決まります。設計図に金物リストや軸組図があるので、それと現場の金物を照合するのが施工管理の基本になります。

金物の種類用途
ホールダウン金物柱の引き抜き力が大きい箇所(耐力壁端部の柱等)に使用。基礎アンカーボルト(M16以上)と一体で機能する
柱頭・柱脚金物(羽子板・短ざく等)柱と横架材(梁・土台)の接合部を緊結する汎用金物
筋かいプレート筋かいの端部を柱・横架材に固定するための金物

例えば、現場でホールダウン金物が必要な柱に通常の羽子板金物しか付いていないというケースがあります。金物リストと現場の金物の種類・取り付け位置を一本一本確認することが大切です。

建方中に施工管理で見ておく点は何か

管理人からのコメント

軸組の建方は「仮筋交い→垂直確認→本接合」の順が基本です。垂直精度は柱の2方向でプランジで確認し、記録を残してください。

金物類の取付け漏れは目視では見落としやすいので、図面チェックリストと現物を一つ一つ照合します。

混同しやすい用語の整理

通し柱 vs 管柱

通し柱は1階から2階まで継ぎ目なく通る柱で、建物の四隅等に設ける主要な柱です。管柱は各階ごとに設ける柱で、梁で区切られます。

どちらも設計図(軸組図)で位置と断面を確認します。

アンカーボルト vs ホールダウン金物用ボルト

一般アンカーボルトは土台の浮き上がりを防ぐ目的のM12が一般的です。ホールダウン金物用ボルトは耐力壁端部の柱の引き抜きに抵抗する目的でM16以上を使います。

径が違うため、設計図で使い分けを確認しないと現場で混同しやすいです。

一問一答

Q.

木造軸組工法でホールダウン金物が必要な理由は?

地震・風圧力による水平力が作用したとき、耐力壁端部の柱に引き抜き力が発生する。この引き抜き力に抵抗するため、柱脚・柱頭をホールダウン金物で基礎・梁と緊結する必要がある。

Q.

建方中に仮筋かいを設ける目的は?

本筋かいを取り付けるまでの間、建方途中の架構が風や作業荷重で倒壊するのを防ぐため。本筋かい取り付け後は撤去する。

まとめ

継手と仕口の違いを確認する

筋かいと耐力壁の施工管理ポイントを確認する

木造の接合金物とホールダウン金物を確認する

RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨にまとめています。

参考法令・規格

  • 建築基準法施行令 第42~44条(木造の柱・横架材等)
  • JASS 11 木工事-日本建築学会
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)第11章 木工事
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建築業界の実務経験をもとに、建築施工管理の用語・施工手順・混同しやすい違いを整理しています。

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