ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 法規・届出
  3. > 職長再教育とは?

職長・安全衛生責任者再教育とは:受講義務と内容まとめ

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

けんせつる

けんせつる

職長教育は受けたけど、再教育って何?また受けないといけないの?

この記事の要点

職長・安全衛生責任者再教育とは、職長教育や安全衛生責任者教育を修了した後、概ね5年ごとに受講が求められる更新(能力向上)教育のことです。厚生労働省の通達による推奨で、法律上の義務ではありません。

厚生労働省の通達により建設業・製造業等で実施が求められており、施工体制台帳の管理とあわせて受講記録を保管することが現場の実務上重要になります。

職長教育を受けたのに「再教育も必要」と言われてとまどう方は多いです。

何が義務で何が推奨なのか、受講内容とともに整理しましょう。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/図解が多く全体像をつかみやすい定番。分野の用語は、この1冊で流れを押さえてから過去問に入ると解きやすくなります。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

職長再教育はなぜ必要なのか

職長教育(安全衛生責任者教育)は最初の1回受ければ永続的に有効なのかというと、そうではありません。

厚生労働省の通達では、職長・安全衛生責任者として選任されてから概ね5年ごと、また機械設備・作業方法が大幅に変更されたときに再教育を実施するよう求めています。

背景として、法令改正・新技術の導入・働き方の変化などにより、最初の教育内容だけでは対応できない場面が増えています。

言い換えると、「5年たったら知識をアップデートしてください」ということです。

誰が受講しなければならないのか

再教育の対象者は次の通りです。

ここは混乱しやすいところですね。「5年ごと」は義務規定ではなく通達による推奨です。ただし、元請けが現場入場条件として再教育の受講記録を要求するケースが増えており、事実上必須となっている現場が多いです。

独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座で早めにたたき台を用意しておくと安心です。

再教育の内容と受講時間

再教育のカリキュラムは概ね次の内容で構成されています。受講時間は6時間程度が標準です。

科目内容の概要
作業方法の決定・指示作業手順書の作成と指示方法の確認
労働者の安全管理危険作業の管理・点検方法
異常時の措置緊急時の対応手順
労働者の指導・監督新規入場者教育・KY活動の実施方法
関係法令の改正内容直近の労働安全衛生法改正点

例えば、フルハーネス型墜落制止用器具の義務化(2022年)のように、法改正があった場合にその内容が組み込まれます。最初の職長教育を受けた時点では存在しなかったルールを学ぶことになります。

受講記録は施工管理でどう管理するのか

施工管理上、職長再教育の受講記録管理は次の場面で必要になります。

受講記録(修了証)は受講者本人が保管しますが、施工管理者は作業員名簿に添付するためのコピーを受け取っておく必要があります。

受講記録の期限が切れていないか(5年以内か)の確認も施工管理者の仕事になります。

「昔受けたから大丈夫」で配置できなくなる

「10年前に職長教育を受けた」という作業員が再教育を受けないまま職長に配置されているケースが盲点です。元請の現場所長から指摘されて慌てて受講させることになり、その間は職長として配置できない、という事態になりやすいです。

作業員の資格管理はCCUS(建設キャリアアップシステム)と連携すると漏れが防ぎやすくなります。入場前に確認する習慣をつけておくのが一番の対策です。

混同しやすい用語の整理

職長教育 vs 職長再教育

職長教育は初めて職長に選任される前に受講する14時間以上の法定教育。職長再教育は修了後に概ね5年ごとに受講する更新教育(6時間程度)。職長教育が「免許取得」なら、職長再教育は「更新講習」に相当する。

職長 vs 安全衛生責任者

職長は作業グループを直接指揮する者。安全衛生責任者は下請け事業者の安全衛生を統括する者。建設現場では両方を兼任することが多く、「職長・安全衛生責任者教育」として一体で実施されることが多い。

理解度チェック

Q.

職長・安全衛生責任者再教育はいつ受講する必要があるか?

職長教育・安全衛生責任者教育の修了から概ね5年ごと、または機械設備・作業方法が大幅に変更されたとき。厚生労働省通達による推奨であり、法定義務ではないが、現場入場条件として要求されるケースが多い。

Q.

職長再教育の受講時間は何時間か?

概ね6時間程度。初回の職長教育(14時間以上)より短い。内容は作業方法・安全管理・異常時の措置・法令改正点などで構成される。

Q.

施工管理者が職長再教育の記録を管理する場面はどこか?

新規入場者教育時の受講確認、施工体制台帳・作業員名簿への記載、元請けへの受講証明書提出の3つ。受講から5年以内かどうかの確認も施工管理者の業務に含まれる。

まとめ

主任技術者・監理技術者の違いとは?を確認する

法規の施工管理ポイントは法規にまとめています。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/用語を覚えたら過去問演習で定着。解説が丁寧な正統派。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考資料

・厚生労働省「職長等に対する安全衛生教育の推進について」(通達)

・労働安全衛生法第60条(職長等に対する教育)

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>