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けんせつる
ハンチって梁の端が膨らんでいる部分だよね?施工管理でどこを確認すればいいの?
この記事の要点
ハンチ(haunch)とは、RC梁の端部(柱との接合部付近)で梁の断面を拡大した部分のことです。梁と柱の接合部に大きな力が集中するため、その部分だけ梁を太くする設計が行われます。
施工管理ではハンチの形状・寸法が設計図通りか(型枠確認)とハンチ内の配筋が正しいか(スターラップ・斜め筋の位置)の2点が確認の要点です。コンクリート打設時はハンチ部分にコンクリートが充填されにくいため、振動棒の使い方にも注意が必要です。
ハンチは設計図を見慣れないと見落としやすい箇所です。形状が通常の梁と異なるため、型枠・配筋の確認方法も変わります。
現場確認のポイントを整理します。
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ハンチは梁の端部(柱との接合部側)に設けます。梁の中央部はスパン中央での変形に対応するため、端部と比べて小さい断面でよい場合があります。一方、梁と柱の接合部には大きな曲げモーメント・せん断力が集中するため、その部分だけ梁を大きくします。
言い換えると、「梁が柱にくっつく部分だけ太くした形状」がハンチです。
ハンチの形状は主に2種類あります。
ハンチ部分の型枠は通常の梁型枠より複雑な形状になります。確認ポイントは次の通りです。
例えば、型枠大工がハンチを認識せず通常の梁型枠を組んでしまうことがあります。施工管理者は設計図でハンチの有無を確認してから型枠検査を行うことが重要です。
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ハンチ部分の配筋は通常の梁より複雑になります。
ハンチ部分のコンクリート打設は充填の難しさがあります。
混同しやすい用語の整理
ハンチは梁端部の断面拡大部分(梁の一部)。腰壁は梁の下に設けるコンクリートや組積造の壁(梁とは別の部材)。形状が似て見えることがあるが、構造上の役割が異なる。
ハンチは設計図書に記載されている計画的な断面拡大。増し打ちは設計外の追加打設(仕上げ調整などのため)。ハンチは構造的な意味を持つが、増し打ちは仕上げ目的で強度上の意味を持たない。
ハンチとはどういう部分か?
RC梁の端部(柱との接合部付近)で梁の断面を拡大した部分。梁と柱の接合部に大きな力が集中するため、その部分だけ梁を大きくする設計が行われる。下ハンチ(梁下面のみ拡大)と上下ハンチ(上下両面拡大)がある。
ハンチ部分の型枠確認で施工管理者が確認すべき事項は何か?
①ハンチの開始位置と長さが設計図通りか、②ハンチの勾配(斜め面の角度)が設計通りか、③斜め面の型枠の固定状態(変形・ズレがないか)の3点。
ハンチ部分のコンクリート打設で特に注意することは何か?
斜め面へのコンクリート充填が不十分になりやすいため、振動棒を斜め面に沿って挿入して充填を確認しながら打設する。型枠外側から叩いて充填状況を確認しジャンカを防ぐ。
RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。
> 鉄筋工事の確認ポイントとは?を確認する
> 型枠工事の確認ポイントとは?を確認する
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参考資料
・JASS 5 鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)第6章 コンクリート工事
※ この記事の法令確認日:2026年6月
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受験ガイド・人気記事
ハンチ内でスターラップが密になるのを見落としやすい
配筋検査で、スターラップのピッチがハンチ開始点から密に変わっているのを見落とすことがあります。設計図でハンチ内のスターラップピッチが指定されていても、型枠大工・鉄筋工がハンチの範囲を正確に把握していないと、ピッチが変わらないまま配筋されてしまいます。
また打設後に型枠を解体したら「ハンチ部分にジャンカが発生していた」ケースも起きます。斜め面は充填確認が難しい部分なので、打設時にハンチ部分を特に意識した振動棒の使い方を作業員に指示しておくことが重要です。