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鉄骨建方とは?施工管理で見る流れと確認ポイント

けんせつる

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鉄骨建方って何?どんな場面で使うの?

この記事の要点

鉄骨建方とは、工場で製作した鉄骨部材(柱・梁等)を現場でクレーンにより組み立てる工事です。

建方の流れは仮ボルト締め→建入れ直し(垂直・水平の精度調整)→本締め(高力ボルト・溶接)の順で進みます。建入れ直しは、本締め前の重要な精度確認工程です。

鉄骨造(S造)の躯体工事の核心が鉄骨建方です。

工場製作された鉄骨部材を現場でクレーンを使って組み立て、精度を確認しながら接合(ボルト・溶接)する工程を施工管理します。

鉄骨建方はどんな流れで進むか

ザックリ言えば、「仮ボルトで仮固定→垂直・水平の精度を確認・調整(建入れ直し)→本締めで固定」という流れを管理することが鉄骨建方の施工管理です。

建入れ直しとはどんな作業か

建入れ直しとは、建方中に柱の垂直度(建入れ精度)を確認し、傾きを修正する作業です。

トランシット(経緯儀)や下げ振りで柱の垂直を確認し、ワイヤーロープ・ターンバックルで引っ張って調整します。

建入れ直しは本締め前に行います。本締め後に建入れを修正することはできません。

ここは混乱しやすいところですね。

仮ボルトと本締めはどう違うか

項目仮ボルト本締め(高力ボルト)
目的建方中の仮固定・位置決め接合の本締め・構造耐力の確保
本数1接合部あたり1/3以上・2本以上全数
タイミング建入れ直し前建入れ直し・精度確認完了後

仮ボルトは「とりあえず固定する」ための仮止めで、後で高力ボルトに替えます。最終的な強度を担保するのは本締めです。

現場で何を確認すれば建方の管理ができるか

例えば、建入れ直しが不十分なまま本締めを始めてしまうと、柱の傾きが固定されてしまいます。本締め後に是正しようとすると大規模な手戻りになります。

管理人からのコメント

建方の流れは「仮締め→精度確認→本締め→溶接」の順を守ることが現場管理の基本です。特に建方精度(垂直・水平・通り)の確認は、後工程に直結するので都度計測して記録に残してください。

混同しやすい用語の整理

建方 vs 建入れ直し

建方は鉄骨部材を組み立てる工事全体。建入れ直しは建方工程の中で柱の垂直度を調整する作業です。

建入れ直しは建方の中の一工程です。

仮ボルト vs 本締め(高力ボルト)

仮ボルトは建方中の仮固定用(後で抜く)。本締め(高力ボルト)は構造上の接合を完成させる最終締結です。

高力ボルトの本締めは建入れ直し完了後に行います。

一問一答

Q.

鉄骨建方で、高力ボルトの本締め前に行うべき作業は?

建入れ直し(柱の垂直度・梁の水平度の確認・調整)。建入れ直し完了後に本締めを行う。

Q.

仮ボルトの締め付け本数の目安は?

1接合部あたり全ボルト数の1/3以上かつ2本以上。

まとめ

高力ボルトの仮締めと本締めの違いは?を確認する

現場溶接と工場溶接の違いは?を確認する

RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。

参考法令・規格

  • JASS 6 鉄骨工事-日本建築学会
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)第6章 鉄骨工事
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建築業界の実務経験をもとに、建築施工管理の用語・施工手順・混同しやすい違いを整理しています。

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