本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
けんせつる
「GL工法ってどんな工法?GLボンドの間隔とか乾燥期間って何で決まってるの?」
この記事の要点
GL工法とは、RC(鉄筋コンクリート)造の壁面に石膏系接着剤(GLボンド)を団子状に塗り付け、石膏ボードを直接貼る内装工法のことです。下地材(胴縁・軽量鉄骨下地)が不要なため薄くなりますが、施工上の数値管理が重要です。
GLボンドの団子間隔は縦・横とも250mm以下(端部・コーナーは150mm以下)。仕上げ前の養生は仕上材に通気性がある場合7日以上・通気性がない場合20日以上が必要です(公共建築工事標準仕様書)。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級・2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。
主にRC造の壁面に石膏ボードを仕上げる場合に使われます。RC壁の表面に直接ボードを貼れるため、部屋が広くなるのが最大のメリットです。
軽量鉄骨(LGS)下地を組む方法だと、下地の厚さ分だけ室内側に壁が出てきます。GL工法なら壁厚の増加を最小限(14~20mm程度)に抑えられるため、特にマンションや集合住宅のリフォームでよく使われます。
言い換えると、「RC壁に直接ボードを団子状の接着剤で貼り付ける省スペース内装工法」です。
ただし、外壁に接する壁面や結露リスクのある箇所には使えない場合があるため、設計図でどの壁にGL工法が指定されているかを確認するのが施工管理の出発点です。
GLボンドは壁面に「団子」状に盛り付けてボードを圧着する仕組みです。団子の径はおよそ100mm、盛り付け厚さは15mm程度が標準です。
この団子を縦横250mm以下の間隔で配置するのが基本ルールです。端部・コーナー・開口部周辺は150mm以下に間隔を詰めます。
なぜかというと、間隔が広すぎるとボードが撓んで浮きが生じるからです。特に端部は力がかかりやすく剥離しやすいため、より密に団子を置きます。
例えば、壁面の真ん中は250mmピッチでも問題ないですが、ドア枠の横や窓の下端部では150mmピッチに変えないと、ボードの端が浮いてくることがあります。この使い分けが現場での確認ポイントになりますね。
石膏ボードの下端はコンクリート床面から離して施工します。具体的には、床面からのすき間(クリアランス)を10mm程度以上確保します。
床面に密着させると、床の水分(結露水・清掃水)がボード下端から吸い上げられてボードが傷む原因になります。施工管理では、ボード貼り付け後に下端のすき間が確保されているかを目視確認します。
独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座
で早めにたたき台を用意しておくと安心です。
GLボンドを介して石膏ボードをRC壁に圧着した後、一定の養生期間が必要です。
国土交通省の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)では、せっこうボード表面に仕上げを行う場合、直張り用接着材が乾燥するまで、仕上材に通気性がある場合は7日以上、通気性がない場合は20日以上放置してから仕上げを行うと規定しています(19.7.3)。通気性のないクロス・塗装などを仕上げる場合は、20日以上の養生が必要です。
この養生期間中に、次の仕上げ工事(クロス貼り・塗装など)を行ってはなりません。GLボンドが完全に硬化していない状態でクロスを貼ると、ボードが動いてクロスが浮いたり、割れたりします。
外気に面したRC壁面にGL工法を施すと、冬季に壁体内結露が起きやすくなります。
なぜかというと、GLボンドで固定されたボードと壁の間に空気層ができるため、壁面の温度差によって空気中の水分が結露しやすくなります。
外壁に接する部位では、設計図に防湿層や断熱材の指定がないかを確認し、必要に応じて防湿シートを挟む施工をとります。これはGL工法固有の注意点として施工管理者が把握しておくべきポイントですね。
GL工法を行う前に、RC壁面の状態確認が必要です。確認項目は以下です。
混同しやすい用語の整理
GL工法はGLボンドでボードを直張り。壁厚の増加が最小限(14~20mm程度)。
LGS工法は軽量鉄骨下地を組んでボードを張る。下地厚さ分(65~100mm程度)壁が厚くなる分、GL工法より壁の間仕切りが不要な空間では有利。
GLボンドの団子間隔は一般部で250mm以下、端部・コーナーで150mm以下。「端部は密に」が基本ルール。
養生期間中はGLボンドが硬化途中。次工程(クロス等)は養生完了後(通気性のない仕上材は20日以上)から開始する。
養生完了前に作業を進めると、ボードの浮き・剥落リスクがある。
GL工法でGLボンドを盛り付ける団子の間隔はいくらか(一般部と端部)。
一般部:縦・横とも250mm以下。端部・コーナー・開口部周辺:150mm以下。
GL工法施工後の養生期間の目安はどの程度か。
仕上材に通気性がある場合7日以上、通気性がない場合20日以上(公共建築工事標準仕様書19.7.3)。この期間中は次工程への移行は不可。
GL工法において石膏ボードの下端と床面のすき間はどの程度確保するのか。
10mm程度以上のクリアランスを確保する。床面水分の吸い上げによる劣化を防ぐため。
GL工法が外壁に接する壁面に使えない場合があるのはなぜか。
GL工法はボードと壁の間に空気層ができるため、外気温との温度差で壁体内結露が起きやすい。外壁面では防湿層・断熱材の設置が必要となる場合がある。
仕上げ・内装工事の施工管理は仕上げ・内装にまとめています。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る
/内容と料金の解説
この用語が問われた過去問
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
参考資料
※ この記事の法令確認日:2026年5月
資格を取ったら、次はキャリアと年収
施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。
登録・相談は無料
受験ガイド・人気記事
管理人からのコメント
現場でよくあるミスが「乾燥期間を省いて次工程に進んでしまう」パターンです。工期が押してくると、養生期間を短縮しようとする動きが出てきます。
しかし養生不足のGL工法は後からボードの浮き・剥落・クロスの割れにつながり、補修のコストが養生期間確保のコストを大幅に上回ります。工程計画の段階でGL工法の養生期間を明示的に組み込んでおくことが重要です。