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けんせつる
床シートのつなぎ目を溶接するのは、張ってすぐでいいの?
湿気が上がる土間には、どの接着剤を使うの?
この記事の要点
ビニル床シート張りは、長尺のビニル床シートを接着剤で下地に張り、継目を熱溶接して一体化する床仕上げです。
ビニル床シート張りは、下地づくりから熱溶接まで順序が決まっています。まず流れを押さえます。
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ビニル床シートは、塩化ビニル樹脂を主原料とした長尺の床材で、接着剤で下地に張り、継目を熱溶接で一体化します。
継目を溶接して隙間をなくせるため、水や汚れがしみ込みにくく、病院・学校・工場などに広く使われます。張付け前にはシートを24時間以上仮敷きし、巻き癖をとってから施工します。
仕上がりと耐久性は、下地の状態と接着剤の選び方で大きく変わります。
接着剤は「水に強いかどうか」で選びます。湿気のある床=耐湿性のエポキシ・ウレタン樹脂系。ゴム系溶剤形は乾いた下地向けで、湿った土間には使いません。
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継目の熱溶接は、溶接棒を熱風で溶かしてシートどうしをつなぐ工程です。タイミングと温度が問われます。
ビニル床シート張りは、令和3年度から令和7年度まで、1級・2級でくり返し問われています。引っかけは大きく2パターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 1級 令和3年 No.37 | 防湿層のない土間にゴム系溶剤形接着剤を使うとした → 耐湿性(エポキシ・ウレタン樹脂系)←①接着剤 |
| 1級 令和7年 No.37 | 熱溶接を張付け後4時間以上で行うとした → 接着剤が硬化してから(12時間以上)←②熱溶接の時期 |
| 2級 令和7年後期 No.26 | 熱溶接の熱風温度を250〜300℃とした → 約180〜200℃ ←②温度 |
つまりビニル床シートは、防湿層のない土間に耐湿性接着剤(エポキシ・ウレタン樹脂系)を使い、継目の熱溶接は接着剤が硬化してから(12時間以上)約180〜200℃で行う。接着剤の選定と熱溶接の時期・温度の取り違えが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
混同しやすい用語の整理
エポキシ・ウレタン樹脂系は耐水・耐湿性に優れ、防湿層のない土間など湿気を受ける床に使います。ゴム系溶剤形は乾いた下地向けで、湿った床に使うとはがれの原因になります。下地の湿気の有無で使い分けます。
熱溶接工法は、継目に溝を切り、溶接棒を熱風(約180〜200℃)で溶かしてシートを一体化する工法で、水がしみ込みにくくなります。突付けは溶接せずに突き合わせる納まりで、継目から水や汚れが入りやすい点が異なります。
継目の熱溶接は、いつ行うか。
張付け用の接着剤が硬化してから(おおむね張付け後12時間以上)行います。硬化前に溶接すると接着不良になります。
熱溶接の熱風温度は何℃程度か。
約180〜200℃です。250〜300℃では高すぎてシートを焦がします。
防湿層のない土間コンクリートの床には、どの接着剤を使うか。
耐湿性のエポキシ樹脂系・ウレタン樹脂系を使います。ゴム系溶剤形は湿気に弱く、はがれの原因になります。
張付け前にビニル床シートをどう扱うか。
24時間以上仮敷きして巻き癖をとり、下地を乾燥・清掃してから張り付けます。圧着は45kgローラーで行います。
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/内容と料金の解説
この用語が問われた過去問
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年6月
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まちがえやすいポイント
熱溶接は「早く仕上げたい」気持ちから、接着剤の硬化を待たずに始めてしまいがちです。硬化前に溶接するとシートが動いて接着不良になるため、張付け後12時間以上を目安に硬化を待ってから溶接します。
接着剤は、湿気のある土間にゴム系溶剤形を使うとはがれます。「湿気のある床=耐湿性のエポキシ・ウレタン樹脂系」をセットで覚えます。