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けんせつる
工場や厨房の床に塗る「塗床」って、どんな種類があるの?
下地は普通のコンクリートのままでいいの?
この記事の要点
合成樹脂塗床とは、コンクリート床の上にエポキシ樹脂やウレタン樹脂を塗り、耐久性・耐薬品性・清掃性のある床に仕上げる工事です。工場・倉庫・厨房・駐車場などに使われます。
施工管理では、次の3点が確認の要になります。
まず、塗床がどんな層でできているのかを断面で押さえます。
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| 樹脂・工法 | 特徴・用途 |
|---|---|
| エポキシ樹脂系(流しのべ工法) | 材料が自重で水平に広がるセルフレベリング工法。平滑で美観に優れる。下地は金ごて仕上げが必要 |
| エポキシ樹脂系(コーティング工法) | ローラー・金ごてで薄く塗る。安価で工場・倉庫に多い。ベースコートは金ごてで塗り付ける |
| エポキシ・ウレタン樹脂系(モルタル工法) | 樹脂に骨材を混ぜたモルタル状を金ごてで塗る。厚膜で重歩行・重荷重に強い |
| ウレタン樹脂系(弾性) | ゴム状の弾力があり、衝撃をやわらげる。耐摩耗性に優れる |
エポキシは硬く耐薬品性・平滑性に優れ、ウレタンは弾力があり衝撃・摩耗に強い、という使い分けです。防滑が必要な場所では、トップコートの1層目を塗ると同時に骨材を散布して滑り止めにします。
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合成樹脂塗床は、令和6年から令和7年まで1級・2級で問われています。引っかけは大きく2パターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 1級 令和6年 No.37 | 流しのべ工法の下地を木ごて仕上げとした → 金ごて仕上げ ←①こて |
| 1級 令和7年 No.56 | コーティング工法のベースコートを木ごてで塗るとした → 金ごて ←①こて |
| 2級 令和6年前期 No.14 | ウレタン塗床は汚れが付着しにくいとした → 付着しやすい ←②性質 |
つまり流しのべ工法の下地やコーティングのベースコートは金ごて仕上げ(木ごては誤り)、ウレタン塗床は汚れが付着しやすい。こての種類と性質の取り違えが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
混同しやすい用語の整理
エポキシ樹脂系は硬く、耐薬品性・平滑性・密着性に優れます。流しのべ工法で平滑な床に仕上げやすい一方、弾力は小さめです。
ウレタン樹脂系はゴム状の弾力があり、衝撃や摩耗に強いのが特徴です。反面、表面がやわらかく汚れが付着しやすく、硬化時に湿気と反応して高湿度下で発泡しやすい性質があります。
流しのべ工法は、材料を自重で水平に広げるセルフレベリングの塗床で、厚みがあり平滑です。コーティング工法は、ローラーや金ごてで薄く塗る安価な工法です。どちらも下地・ベースコートは金ごてで仕上げます。
エポキシ樹脂系の流しのべ工法では、下地コンクリートを金ごて・木ごてのどちらで仕上げるか。
金ごて仕上げです。流しのべ(セルフレベリング)は下地が滑らかなほど均一に広がるためで、木ごてでは粗くて不適です。
ウレタン樹脂系塗床材の性質として、汚れは付着しやすいか、付着しにくいか。
付着しやすいです。弾力・耐摩耗性に優れる一方、表面がやわらかく汚れが付きやすい性質があります。高湿度下では発泡しやすい点も注意します。
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参考規格・指針
※ この記事の確認日:2026年6月
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管理人からのコメント
塗床のトラブルは、下地で決まると言ってよいほどです。下地が木ごてのままで粗い、乾いていない、油や汚れが残っている。こうした下地のまま塗ると、ふくれ・はがれ・発泡が出ます。塗る前に金ごて仕上げ・乾燥・清掃を確認するのが最優先です。
特にウレタン系は湿気で発泡しやすいので、雨後や地下など湿度の高い条件では、下地の含水率を確かめてから施工します。