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令和3年度 1級建築施工管理技士 No.37を解説、ビニル床シート張り

令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.37 は、ビニル床シート張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 張付け後のローラー圧着
  2. 接着剤のオープンタイム
  3. 防湿層のない土間への接着剤の種類
  4. 熱溶接工法の溶接開始時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

地面からの湿気が上がる土間には、水分に強い接着剤を使う必要があるんです。

選択肢3は防湿層のない土間にゴム系溶剤形接着剤を使うとしていますが、湿気に弱く不適当で誤りです。正しくは耐湿性のあるエポキシ樹脂系やウレタン樹脂系を使います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 張付け後に45 kgローラーで圧着する
2 ◯(正しい) 接着剤塗布後オープンタイムをとって張り付ける
3 ×(誤り) 防湿層のない土間は耐湿性接着剤ゴム系溶剤形は誤り
4 ◯(正しい) 熱溶接は張付け後12時間以上経過してから行う

選択肢3のポイント(ここが誤り)

防湿層のない土間コンクリートは、地面からの水分が常に上がってきます。水に弱い接着剤を使うと、湿気で接着力が落ちて床シートがはがれます。

そのため、こうした湿気のある下地には、耐水・耐湿性のあるエポキシ樹脂系やウレタン樹脂系の接着剤を用います。ゴム系溶剤形は湿気に弱く不適当です。

ザックリ言えば、湿気の多い床は耐湿性の接着剤、ということです。

覚え方

  • 防湿層なしの土間はエポキシ・ウレタン樹脂系接着剤(ゴム系溶剤形は誤り)
  • 張付け後45 kgローラーで圧着
  • 熱溶接は12時間以上経過後

一問一答

Q.

防湿層のない土間コンクリートに床シートを張るとき、どんな接着剤を使うか。

耐湿性のあるエポキシ樹脂系やウレタン樹脂系です。ゴム系溶剤形は不適当です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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