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けんせつる
カーテンって試験に出るの?布の話でしょ?
「ひるかん」とか「袋縫い」とか、聞いたこともないよ。
この記事の要点
カーテン工事は2級で繰り返し出ます。しかも公共建築工事標準仕様書に規定があり、寸法と加工の名前がそのまま問われます。
ねらわれるのは2つ。カーテンボックスの奥行き(ダブル付けを100mmとすると不足)と、レース上端の縁加工(カーテン心地を入れて袋縫い)です。
名前の似たカーテンウォール工事とは全く別の工事です。
カーテン工事とは、カーテンときれ地・カーテンレール・付属金物を取り付ける工事のことです。
公共建築工事標準仕様書では、内装工事ではなく「ユニット及びその他の工事」の章に置かれています(20.2.14 カーテン及びカーテンレール)。現場で取り付けるユニット製品の一つ、という扱いです。
カーテンのシングル・ダブルの別、片引き・引分け等の形式、開閉操作方式は特記によると決められています。設計図書で指定されるものです。
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この記事の本題です。2級で2回、同じ形で出ています。
ダブル付けとは、レースカーテンと厚地のカーテン(ドレープ)の2枚を吊るため、レールを前後2本並べて取り付ける納まりです。
このとき箱の中に納めるものは、レール2本分の幅だけではありません。カーテンを開けたときのたたみ代(ひだの厚み)も入ります。
奥行きが足りないと、開閉時にレースとドレープが干渉して動きが悪くなります。実務では、2枚吊りのカーテンボックスは150mm以上を見込むのが一般的です(180mm程度あればより余裕があります)。
つまり100mmでは2本掛けに狭すぎます。ここが試験の的です。
標準仕様書は、カーテン本体の加工も細かく決めています。数値がそのまま問われるところです。
| 項目 | 規定 |
|---|---|
| 取付け幅・高さ | 現場実測により定める |
| ひだの間隔 | 120mm程度 |
| カーテン下端 | 腰のある窓は窓下から200mm程度下げる。腰のない窓等は床に触れない程度 |
| 暗幕用カーテンの重なり | 両端・上部・召合せは特記による。特記がなければ300mm以上 |
| 上端の縁加工 | 幅75mm程度のカーテン心地を袋縫いとする |
| 両わき・すその縁加工 | 伏縫いとし、すその折返し寸法は100〜150mm程度 |
| 幅継ぎ | レースカーテン等は押えミシンをかけないで両耳を遊ばせておく。ドレープ・暗幕用は袋縫い |
上端の縁加工が繰り返し出ます。カーテン心地(芯地)を入れて袋縫いです。心地を入れるから上端に張りが出て、ひだの形が保たれ、フックも効きます。
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レール側にも規定があります。
ランナーの数は、ひだの間隔と結びつけると納得できます。ひだの間隔が120mm程度なら、1mあたりのひだは8つ前後です。ランナー1m当たり8個は、この間隔に対応しています。
混同しやすい用語の整理
名前は似ていますが、まったく別の工事です。
カーテン工事は、窓に吊る布のカーテンの工事です。標準仕様書では「ユニット及びその他の工事」に入ります。
カーテンウォール工事は、建物の外壁の工事です。荷重を負担しない(非耐力の)壁を、幕のように建物の外側に張る構法で、標準仕様書でも独立した章になっています。カーテンウォール工事にまとめました。
どちらもカーテンの縁加工ですが、使う場所が違います。
袋縫いは上端です。幅75mm程度のカーテン心地を入れて袋状に縫います。
伏縫いは両わきとすそです。すその折返し寸法は100〜150mm程度とします。
カーテン工事は、平成27年度から令和6年度まで、2級の第一次検定で4回問われています。引っかけは2つのパターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 2級 令和6年後期 No.41 | ランナーの数を1m当たり4個とした → 少なすぎる(ひだの間隔120mm程度に対応する個数が要る) ←①寸法 |
| 2級 令和3年前期 No.28 | レース上端の縁加工を「カーテン心地を入れないで袋縫い」とした → 心地を入れて袋縫い ←②縁加工 |
| 2級 平成30年後期 No.32 | ダブル付けのカーテンボックスの奥行きを100mmとした → 2本掛けには不足 ←①寸法 |
| 2級 平成27年 No.94 | ダブル付けのカーテンボックスの奥行きを100mmとした → 平成30年と同一の引っかけ ←①寸法 |
逆に、4回とも正しい肢として出ているのが「レースカーテンのカーテンボックスは、窓幅に対して片側各々150mm長くした」です。これは覚えておくと消去法で切れます。
上端の折返し長さをフック(ひるかん)の長さにより定めること、引分け式遮光用カーテンの中央召合せを300mmとすることも、正しい肢として繰り返し出ています。
つまりダブル付けの奥行き100mmと、レース上端の「心地を入れない袋縫い」。この2つが出たら誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
ダブル付けのカーテンボックスの奥行きを100mmとするのは適切か。
不適切です。レールが2本並ぶうえ、開けたときのカーテンのたたみ代も箱に納める必要があります。100mmでは開閉時にレースとドレープが干渉します。2枚吊りでは150mm以上を見込むのが一般的です。
レースカーテンの上端の縁加工はどうするか。
幅75mm程度のカーテン心地を入れて袋縫いとします。心地を入れないと上端がよれ、ひだの形が崩れます。「心地を入れないで袋縫い」は誤りです。
カーテンの両わき・すその縁加工は何か。すその折返し寸法は。
伏縫いです。すその折返し寸法は100〜150mm程度とします。上端の袋縫いと使い分けます。
中空に吊り下げるカーテンレールの吊り位置は、どの間隔で設けるか。
間隔1m程度、および曲がり箇所に設けます。必要に応じて振れ止めを設けます。
> 名前の似た外壁の工事はカーテンウォール工事を確認する
> 内装工事の全体像は内装工事を確認する
> 建具まわりは建具工事を確認する
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年7月
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