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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.41を解説、カーテン工事

けんせつる

けんせつる

ランナーって、1mに4個くらいでいいんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.41は、カーテン工事に関する問題です。正解は選択肢2。カーテンレールに取り付けるランナーの数は1m当たり12個程度が標準で、4個では少なすぎるからです。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.41は、カーテン工事に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題は能力問題で、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

カーテンレールに取り付けるランナーの数は、1m当たり12個程度が標準なんです。「4個もあれば吊れる」と勘違いしがちですが、ランナーが少ないとひだの間隔が広がり、たわんで見栄えが悪くなるわけです。つり下げ点が足りないとカーテンがきれいに動かず、開け閉めも引っかかります。数字の桁が小さすぎるのが一番のひっかけポイントですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) カーテンボックスは窓幅に対して片側各々150mm長くする
2 ×(誤り) ランナーの数は1m当たり12個程度が標準。4個では少ない
3 ○(正しい) 両脇およびすその縁加工は、伏縫いとする
4 ○(正しい) レースの上端は、カーテン心地を入れて袋縫いとする
5 ○(正しい) 上端の折返し長さは、使用するフックの長さにより定める

選択肢2は、ランナーの数を「1m当たり4個」としている点が誤りで、正しくは1m当たり12個程度が標準です。

この問題のポイント

この問題では、カーテンの取付けと縫製のおさえどころが問われています。

カーテンボックスの寸法、ランナーの数、縁の縫い方など、数字や言葉を一つずつ確認しておきたいところですね。

特に引っかかりやすいのが、ランナーの数です。ランナーはカーテンをレールに吊り下げる金具で、間隔が広いとひだがだれてしまいます。

きれいなひだを保ち、スムーズに開け閉めするには、1m当たり12個程度という細かさが必要なんです。

選択肢1

選択肢1はカーテンボックスについての記述です。

カーテンボックスを窓幅ぴったりにすると、開けたカーテンが窓にかかって光をさえぎります。

そこで窓幅に対して片側各々150mm程度長くして、開けたときに窓をふさがないようにします。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「ランナーの数は、1m当たり4個とした」とありますが、正しくは1m当たり12個程度が標準です。

ランナーが少ないと、吊り下げる点の間隔が広がり、ひだがだれて波打ってしまいます。見栄えが悪く、開け閉めも引っかかりやすくなるわけです。

必要なつり下げ点を確保するには、1m当たり12個程度が目安です。数が大きく不足しているので、選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は縁加工(伏縫い)についての記述です。

カーテンの両脇とすそは、生地の切り口が出ないように折り返して縫います。この縫い方が伏縫いです。

ほつれを防ぎ、端をきれいに仕上げられるので、記述のとおりなので適当です。

選択肢4

選択肢4はレースの上端(袋縫い)についての記述です。

レースカーテンの上端は、形を保つためにカーテン心地という芯材を入れます。これを生地で包むように縫うのが袋縫いです。

上端をしっかりさせてフックを安定させるための加工なので、記述は適当ですね。

選択肢5

選択肢5は上端の折返し長さについての記述です。

上端の折返しは、フック(ひるかん)を差し込む部分です。フックの長さに合わせないと、丈が合わなかったり収まりが悪くなったりします。

そのため、折返し長さは使用するフックの長さに合わせて定めます。記述のとおりなので適当です。

覚え方

ランナーの数は「きれいなひだを保つには細かく必要」とイメージすると間違えにくくなります。

つり下げ点が少ないとカーテンがだれるので、1m当たり12個程度の細かさが要るわけです。

ランナーは1m当たり12個程度、少ないとひだがだれるとセットで覚えると、選択肢2のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

カーテンレールに取り付けるランナーの数は、1m当たり何個程度が標準か。

12個程度が標準です。4個では少なすぎます。

Q.

カーテンボックスは、窓幅に対して片側各々どれくらい長くするか。

各々150mm程度長くします。開けたときに窓をふさがないためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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