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けんせつる
打設計画書って何を書けばいい?配合計画書と何が違うの?監理者に何を確認してもらうの?
この記事の要点
コンクリート打設計画書とは、打設前に作成する施工計画書で「いつ・どこに・どうやって打つか」を整理した書類です。配合計画書はコンクリートの品質(配合・材料)を定めた書類で、打設計画書とは別物です。
打設計画書には打設日・打設区画・打設順序・使用生コン工場・ポンプ台数・打設体制(人員・役割)を記載します。公共工事では監理者・設計者への提出・承認が必要な場合が多く、打設1週間前を目安に提出します。
コンクリート打設は後から修正が効かない「一発本番」の作業です。
だからこそ、打設前に全員が「今日の打設はどう進めるか」を共有しておく打設計画書が重要です。
打設計画書がなければ、現場での判断がバラバラになり、コールドジョイントやジャンカなどの不具合につながります。
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ここは混乱しやすいところですね。2つの書類の違いを整理しておきます。
| 書類名 | 目的 | 主な記載内容 | 作成者 |
|---|---|---|---|
| 配合計画書 | コンクリートの品質を定める | 水セメント比・単位水量・スランプ・空気量・セメント種類・使用材料 | 生コン工場 |
| 打設計画書 | 打設の施工手順を定める | 打設日・打設区画・順序・ポンプ位置・人員配置・打設体制 | 施工者(施工管理者) |
言い換えると、「どんなコンクリートを使うか=配合計画書」、「どうやって打つか=打設計画書」です。
配合計画書は材料受入時の確認書類、打設計画書は施工前の計画書という位置づけです。
打設計画書に記載すべき主な項目は以下です。
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 工事概要 | 工事名・工事場所・打設対象部位(柱・梁・スラブ・基礎等) |
| 打設日時 | 打設予定日・開始時刻・終了予定時刻 |
| 打設量 | 予定打設量(㎥) |
| 打設区画 | 打設範囲(区画図)・打継ぎ位置の明示 |
| 打設順序 | 打設の進め方(フロアー全体の打設ルート) |
| 使用生コン工場 | 工場名・JIS認定番号・工場との距離・運搬時間 |
| 配合 | 設計基準強度・スランプ・空気量(配合計画書の数値を転記) |
| 圧送計画 | ポンプ台数・設置位置・配管ルート・先送りモルタルの廃棄方法 |
| 打設体制 | 人員配置(打設責任者・バイブレーター担当・型枠監視担当等)・人数 |
| 品質管理計画 | 受入検査の頻度・担当者・採取本数 |
| 緊急時対応 | 打設中断の判断基準・連絡体制 |
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公共工事・監理者が設置される工事では、打設計画書を打設前に監理者へ提出し、承認を受けることが求められる場合があります。
提出タイミングは設計図書・特記仕様書の指定によりますが、一般的に打設1週間前までが目安です。
承認を受けてはじめて打設に進める点が、提出後すぐに施工できる「施工計画書」との違いです。
承認印・コメントが返ってきたら指摘事項を是正してから打設します。
打設計画書は「計画」であり、当日の状況に合わせて適宜判断が必要です。当日の確認事項は以下です。
混同しやすい用語の整理
打設計画書:コンクリート打設の施工手順を定めた書類。1回の打設ごとに作成する。施工者が作成。
配合計画書:コンクリートの品質(材料・配合)を定めた書類。生コン工場が作成して施工者に提出する。
施工計画書:工事全体の施工方針・方法・品質管理計画をまとめた上位の計画書。打設計画書は施工計画書の一部または別添として扱われることが多い。
コンクリート打設計画書を作成する目的は何か。
打設前に「いつ・どこに・どうやって打つか」を関係者全員で共有し、コールドジョイントやジャンカ等の不具合を防ぐため。公共工事では監理者の承認を受けることも目的の一つ。
打設計画書と配合計画書の最大の違いは何か。
目的と作成者が異なる。配合計画書は「どんなコンクリートを使うか(品質)」を生コン工場が作成。打設計画書は「どうやって打つか(施工手順)」を施工者が作成。
監理者への打設計画書の提出タイミングの一般的な目安はいつか。
打設1週間前が一般的な目安。設計図書・特記仕様書の指定による。
打設計画書に記載する「打設体制」とはどのような内容か。
打設責任者・バイブレーター担当・型枠監視担当・受入検査担当等の人員配置と人数。役割分担を明確にして全員が自分の役割を把握できる状態にする。
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参考資料
・JASS 5(鉄筋コンクリート工事)日本建築学会
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)国土交通省
※ この記事の法令確認日:2026年5月
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「提出したが誰も読んでいない」が一番こわい
打設計画書を「形式的に作るだけ」にしているケースをよく見かけます。大事なのは書類を作ることではなく、計画書の内容を打設チーム全員が把握していることです。
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