本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
けんせつる
高強度コンクリートって普通のコンクリートと何が違うの?施工管理上で何に気をつければいいの?
この記事の要点
高強度コンクリートは、設計基準強度(Fc)が36N/mm²を超えるコンクリートです(JASS 5)。特にFc60を超えると、JIS A 5308の範囲外となり国土交通大臣の認定品が必要で、特別な品質管理が求められます。
施工管理上は受入検査の項目追加・温度管理の強化・養生期間の延長が通常コンクリートと異なるポイントです。受入検査で規格値を外れた場合の対応フローを事前に決めておくことが重要です。
高強度コンクリートは超高層ビルや特殊構造物に使われますが、施工管理の難易度も上がります。
通常コンクリートとの違いを施工管理の視点で整理しましょう。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級・2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。
コンクリートの強度区分と施工管理上の扱いは次の通りです。
| 強度区分 | 設計基準強度(Fc)の目安 | 施工管理の扱い |
|---|---|---|
| 普通コンクリート | Fc18~36N/mm² | JASS 5 の標準規定が適用される |
| 高強度コンクリート | Fc36超~Fc60程度 | JIS A 5308の高強度(呼び強度50・55・60)でカバーされる範囲 |
| 高強度コンクリート(認定品) | Fc60超 | JISの範囲外。国土交通大臣の認定品が必要で、特別な品質管理計画が求められる |
言い換えると、「強度が高いほど品質管理のルールが厳しくなる」ということです。Fc60以上は設計段階から施工計画段階まで、通常とは異なる対応が必要になります。
高強度コンクリートの受入検査では、通常コンクリートの検査項目に加えて確認が強化される部分があります。
例えば、コンクリートポンプで圧送する場合、圧送による品質変化(スランプフロー低下など)がないかを圧送前後で確認することが求められます。
独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座
で早めにたたき台を用意しておくと安心です。
打設・養生での主な違いは次の通りです。
通常コンクリートと比べて特に注意が必要な点を整理します。
混同しやすい用語の整理
定義は基準によって異なるが、JASS 5ではFc36を超えるものを「高強度コンクリート」と定義し、Fc100以上程度を「超高強度コンクリート」と呼ぶことが多い。いずれも通常の品質管理より厳しい管理が必要。
スランプは普通コンクリートの流動性確認方法(コーンを抜いた後の沈下量を測定)。スランプフローは流動性の高い高強度コンクリート・高流動コンクリートに使う確認方法(コーンを抜いた後の広がり径を測定)。高強度コンクリートはスランプフローで管理する。
Fc60以上の高強度コンクリートの受入検査で通常コンクリートと異なる点は?
スランプフローで流動性を管理する点、供試体採取数が多くなる点、コンクリート温度管理が厳しい点。また高強度コンクリートは認定プラントからの出荷確認・配合計画書の事前審査が必要。
高強度コンクリートの爆裂とは何か?施工管理でどう対応するか?
火災時にコンクリート内部の水蒸気圧が急上昇してコンクリートが爆発的に剥落する現象。対策として設計でポリプロピレン繊維等を混入する場合があり、施工管理では品質証明書で混入状況を確認する。
高強度コンクリートの養生で通常コンクリートと異なる点は何か?
水和反応が遅いため湿潤養生期間が通常コンクリートより長い。また打設直後の急激な温度変化を避ける初期養生温度管理が重要。冬季のヒーター養生・夏季の遮断養生を適切に計画する。
RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。
> コンクリート受入検査とは?を確認する
> コンクリート養生とは?を確認する
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る
/内容と料金の解説
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
参考資料
・JASS 5 鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)高強度コンクリートの節
・建築基準法第37条・平成12年建設省告示第1446号(指定建築材料としてのコンクリート=JIS規格品または国土交通大臣の認定品)
※ この記事の法令確認日:2026年5月
資格を取ったら、次はキャリアと年収
施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。
登録・相談は無料
受験ガイド・人気記事
規格値外れの対応を決めずに打設日を迎えると現場が止まる
高強度コンクリートで現場で起きることがある問題として「受入検査でスランプフローが規格値を外れて、打設するかしないか判断に迷う」ケースです。規格値外れが生じたときの対応フロー(誰に連絡するか・再検査するか・返却するか)を事前に決めておかないと、現場が止まります。
もう一つは「養生期間の管理が甘くて強度発現が遅れる」問題です。
高強度コンクリートは養生が不十分だと設計強度に達しないリスクが普通コンクリートより高いです。養生計画書をしっかり作っておくことが大切です。