ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 仮設・足場
  3. > 玉掛けとは?技能講習との関係を整理

玉掛けとは?技能講習との関係を整理

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

けんせつる

けんせつる

玉掛けって何のこと?資格が必要なの?

この記事の要点

玉掛けとは、クレーン等の吊り具(フック)に荷物をワイヤーロープ・スリング等で結び付けて吊り上げる作業のことです。

吊り上げ荷重1トン以上のクレーン等での玉掛け作業には玉掛け技能講習の修了が必要です。1トン未満では特別教育の修了で作業できます。

建設現場では鉄筋・鉄骨・型枠・資材などの重量物をクレーンで吊り上げる揚重作業が頻繁に行われます。

玉掛けはこの揚重作業の中で荷物を吊り具に取り付ける重要な工程です。資格なしで行えない作業なので、施工管理者は作業前に担当者の修了証を確認します。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/図解が多く全体像をつかみやすい定番。分野の用語は、この1冊で流れを押さえてから過去問に入ると解きやすくなります。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

玉掛けとは

玉掛けとは、クレーン・デリック・移動式クレーン等のフックに荷物(鉄骨・資材等)をワイヤーロープ・チェーン・スリング等で結び付けて吊り上げ・移動・降ろす一連の作業のことです。

玉掛けには次の作業が含まれます。

言い換えると、「クレーンで荷物を吊るときの荷かけ作業全般」が玉掛けということです。単純に縛るだけでなく、重心の確認から合図までが含まれます。

資格要件はどうなっているか

クレーンの吊り上げ荷重必要な資格
1トン以上玉掛け技能講習の修了
1トン未満玉掛けの業務に係る特別教育の修了

「吊り上げ荷重1トン以上=技能講習」が基準です。技能講習は登録教習機関で受講し修了証が交付されます。

特別教育は事業者が実施する教育です。

例えば、建設現場でタワークレーン(吊り上げ荷重が10トン以上になることも多い)を使って鉄骨を吊り上げる場合、玉掛けを担当する作業員は必ず玉掛け技能講習の修了証を持っている必要があります。

独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座で早めにたたき台を用意しておくと安心です。

玉掛けで使う吊り具

吊り具にはそれぞれ定格荷重(使用可能な最大荷重)があります。荷物の重量に合ったものを選ぶことが重要です。

現場で何を確認すれば玉掛け管理の漏れを防げるか

吊り荷作業前にワイヤーロープの素線切れ・変形・錆を点検する

玉掛け作業者は技能講習修了が法定要件です。1t未満は特別教育でも可ですが、現場では安全確保のため全員技能講習修了者を配置します。

ワイヤーロープの点検(素線切れ・変形・錆)は吊り荷作業前に必ず実施してください。

混同しやすい用語の整理

玉掛け技能講習 vs 特別教育

玉掛け技能講習は吊り上げ荷重1トン以上のクレーンで必要(登録教習機関で受講・修了証交付)。特別教育は1トン未満のクレーンで必要(事業者が実施)。

技能講習修了者は1トン未満でも作業可能です。

玉掛け(1t未満:特別教育・1t以上:技能講習)の資格区分は、厚生労働省・沖縄労働局・八重山労働基準監督署のリーフレット(下図)に示されています。

移動式クレーンの玉掛けの業務の資格区分(つり上げ荷重1t以上は技能講習・1t未満は特別教育)(厚生労働省・沖縄労働局・八重山労基署)
出所:厚生労働省・沖縄労働局・八重山労働基準監督署「車両系建設機械、フォークリフト、移動式クレーンを使用する作業は、資格がないとできません」p.1 移動式クレーンの玉掛けの業務(1t以上:技能講習・1t未満:特別教育)

玉掛け vs クレーン運転

玉掛けは荷物に吊り具を取り付ける作業。クレーン運転はクレーン本体を操作する作業です。

それぞれ別の資格が必要で、玉掛け者はクレーン運転者に合図を送る役割も担います。

理解度チェック

Q.

吊り上げ荷重1トン以上のクレーンで玉掛け作業を行う場合に必要な資格は?

玉掛け技能講習の修了。

Q.

吊り上げ荷重1トン未満のクレーンで玉掛け作業を行う場合に必要な資格は?

玉掛けの業務に係る特別教育の修了。

Q.

玉掛け作業中に吊り荷の直下に立ち入ることはできるか?

できない(吊り荷の直下への立入は禁止)。

まとめ

特別教育と技能講習の違いを確認する

足場の安全管理の基本を確認する

仮設・足場の施工管理は仮設・足場にまとめています。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/用語を覚えたら過去問演習で定着。解説が丁寧な正統派。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考資料

・労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)

・労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)

・クレーン等安全規則(昭和47年労働省令第34号)

・厚生労働省 職場のあんぜんサイト

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>