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新築工事の流れまとめ:着工から竣工まで施工管理が確認する工程

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けんせつる

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新築工事ってどんな順番で進むの?施工管理者はどの段階で何を確認するの?

この記事の要点

新築工事は大きく着工前準備→仮設工事→土工事・基礎工事→躯体工事→防水工事→仕上げ工事→竣工・引渡しの流れで進みます。

施工管理者は各工程で品質・工程・安全・環境(QCDSE)を管理します。特に「隠れてしまう工程」(基礎・躯体・防水)の施工中確認と写真記録が重要です。

新築工事は、着工前準備→仮設→土工事・基礎→躯体→防水→仕上げ→竣工・引渡しという順序で進みます。

建物1棟を完成させるまでの全体の流れを、施工管理の視点で整理しましょう。まず全体像を図でつかんでおきましょう。

新築工事の流れの模式図
着工から竣工までの流れをイメージでつかむための模式図(区分は一例です)。赤枠の土工事・基礎/躯体/防水は、完成後に隠れて確認できなくなる工程です。

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着工前に何を準備するのか

工事が始まる前に次の準備を行います。

仮設工事から基礎工事まで(地中に隠れる工程)

工事の最初の段階です。

  1. 仮設工事仮囲い・現場事務所・仮設電気・仮設水道・足場の設置
  2. 地盤調査・地盤改良:必要な場合は着工前~初期に地盤改良工事を行う
  3. 根切り・山留め:基礎を設置するための掘削と土砂崩壊防止の山留め
  4. 地業工事杭工事・砂利地業・捨てコンクリートの施工
  5. 基礎工事:基礎(独立基礎・布基礎・ベタ基礎・基礎梁)の配筋・型枠・コンクリート打設

この段階が完成後に最も「隠れてしまう」工程です。配筋検査・かぶり厚確認・コンクリート受入検査と写真記録が特に重要です。

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躯体工事から外装工事まで(建物の骨格づくり)

建物の骨格を作る工程です。

  1. RC造の場合墨出し→鉄筋工事→型枠工事→コンクリート打設→養生→型枠解体 ×階数分繰り返す
  2. 鉄骨造の場合:建方(クレーンで鉄骨を組み立て)→高力ボルト本締め→現場溶接→デッキプレート→スラブコンクリート打設
  3. 防水工事:屋上・外壁の防水施工。躯体完成後の早い段階で行う(建物内への雨水浸入を防ぐ)
  4. 外装工事:外壁仕上げ(タイル・塗装・ALC・カーテンウォールなど)
  5. サッシ・外部建具取り付け

内装工事から竣工・引渡しまで

  1. 設備工事(先行配管・配線):電気・空調・衛生設備の配管・配線を先行して行う
  2. 内装下地工事:LGS下地・断熱材・遮音材の施工
  3. 内装仕上げ工事:石膏ボード・クロス・床仕上げ・天井仕上げ
  4. 建具取り付け:内部建具(ドア・引き戸など)の取り付け
  5. 設備器具取り付け:照明器具・空調機器・衛生器具の取り付け
  6. 竣工検査自主検査→監理者検査→発注者検査の順で実施
  7. 引渡し・竣工届:検査合格後に建物を発注者に引き渡す。完了検査申請を提出する

追い込み期は同時進行で安全が手薄になる

新築工事で起きやすい問題のひとつが「工程の追い込み期に安全管理が手薄になる」ことです。

竣工間際は仕上げ工事・設備・外構が同時進行になり、現場が混雑します。この時期こそKY活動・現場パトロールを徹底することが重要です。

もう一つは「前の工程の不備が後の工程で発覚する」問題です。

例えば防水層の施工不備が雨水浸入として発覚するのは、仕上げ完了後になることが多いです。

各工程で確実に確認・記録することが、後からの大規模な是正を防ぐ唯一の方法です。

混同しやすい用語の整理

竣工 vs 完成 vs 引渡し

竣工は工事が完了したこと(施工者側の概念)。完成は建物が完成した状態。引渡しは発注者(建主)が建物を受け取ること。竣工検査合格→引渡し→完了検査申請の順が一般的。

中間検査 vs 竣工検査

中間検査は工事の途中(躯体工事完了時など)で行う法定検査(特定工程検査)。竣工検査は工事完了後に行う完了検査。どちらも建築確認申請に基づく検査だが実施タイミングが異なる。

理解度チェック

Q.

新築工事の大まかな流れを述べよ。

着工前準備→仮設工事→土工事・地業・基礎工事→躯体工事(RC・鉄骨)→防水・外装工事→内装工事(下地・仕上げ・設備)→竣工検査→引渡し。

Q.

施工中に「確認後は隠れてしまう」工程はどこか?

基礎・躯体(配筋・コンクリート内部)・防水層・断熱材・設備配管など。これらは完成後に確認できなくなるため施工中の確認と写真記録が品質証明の唯一の手段になる。

Q.

竣工後に行う完了検査を申請する機関はどこか?

特定行政庁(都道府県・市区町村の建築主事)または指定確認検査機関。建築確認申請を提出した機関に完了検査申請書を提出して検査を受ける。

まとめ

施工計画書とは?を確認する

QCDSEとは?を確認する

施工管理の基本は施工管理にまとめています。

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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