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掘削機械の種類と用途は?バックホウ・ローディングショベル・クラムシェル・ドラグラインの違い

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けんせつる

けんせつる

バックホウローディングショベルって、どっちが機械より上を掘る方だっけ?毎回こんがらがる……

この記事の要点

掘削機械(ショベル系)は、掘る位置で使い分けます。バックホウは機械より低い位置、ローディングショベルは高い位置の掘削に向きます。

クラムシェルは狭い場所の深い掘削、ドラグラインは広く浅い掘削に向きます。

試験では、この掘削位置や適地の取り違えが問われます。

地盤面を基準に、バックホウは下を、ローディングショベルは上を、クラムシェルは真下深く、ドラグラインは遠く広く浅く掘ることを示した模式図
地盤面(機械の位置)を基準にした、各掘削機械の掘る向きの模式図。バックホウは下、ローディングショベルは上、クラムシェルは真下に深く、ドラグラインは遠く広く浅く掘る。向き・位置のイメージで、形・比率は実物どおりではない。

土工事の掘削では、現場の深さ・広さ・地盤の硬さに合わせて機械を選びます。

ショベル系掘削機は、バケット(土をすくう部分)の向きや吊り方で、得意な掘り方が分かれます。

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掘削機械の種類と用途

ショベル系掘削機とは、バケット(土をすくう部分)で地盤を掘る建設機械です。

代表的なものは4種類で、掘る位置と地盤で使い分けます。

機械掘る位置向いている作業
バックホウ(ドラグショベル)機械より低い位置根切り・溝掘りなど。水中掘削もできる
ローディングショベル(パワーショベル)機械より高い位置高い切土面の掘削。比較的固い地盤も掘れる
クラムシェル真下に深く狭い場所の深い掘削(基礎・立坑など)
ドラグライン機械より低く、遠く広く浅い掘削。軟弱地盤・水中に向く

バックホウとローディングショベルは、バケットの向きが逆で、掘る高さも逆になります。ここが取り違えの起きやすいポイントです。

バックホウとローディングショベルの違い

バックホウは、バケットが運転席側を向いています。手前に引く動きで、機械が立つ位置より低い所を掘ります。

ローディングショベルは、バケットが反対向きです。前へ押し上げる動きで、機械より高い所を掘ります。

「バックホウ=下、ローディングショベル=上」と覚えると逆になりません。

クラムシェルとドラグラインの違い

クラムシェルは、貝の口のように開閉するバケットを真下へ下ろして掘ります。狭くて深い掘削に向きます。

ドラグラインは、長いブームの先からワイヤでバケットを投げ、手前に引いて掘ります。広く浅い範囲や軟弱地盤に向きます。

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掘削以外の機械(押土・積込み)

掘った土を動かす機械もあわせて押さえます。

場所打ちコンクリート杭のアースドリル・リバースなどの掘削機は、場所打ち杭の記事で整理しています。

まちがえやすいポイント

試験では、掘る位置の取り違えが定番です。バックホウは機械より低い位置、ローディングショベルは高い位置の掘削に適します。向きを逆に覚えると失点します。

あわせて、湿地ブルドーザーの接地圧は普通ブルドーザーより小さい(履帯が幅広なため)という点も問われます。機械の選定は、掘削深さ・地盤の硬軟・作業空間を施工計画書で確認します。

混同しやすい用語の整理

バックホウ と ローディングショベル

バックホウはバケットが運転席側を向き、機械より低い位置を掘ります。ローディングショベルはバケットが反対向きで、機械より高い位置を掘ります。

掘る高さが逆、と覚えると取り違えません。

クラムシェル と ドラグライン

クラムシェルは真下へ深く(狭く深い)、ドラグラインは遠くへ広く浅く掘ります。

深さで攻めるか、広さで攻めるかが違います。どちらも軟弱地盤・水中の掘削に使えます。

過去問でどう問われたか

建設機械は、平成27年から令和7年まで1級・2級でほぼ毎年問われています。引っかけは大きく3パターンです。

年度・級・No. 問われ方/引っかけ
1級 令和5年 No.29 アースドリルはリバースより深く掘れる → 逆(深いのはリバース)。バックホウは機械より低い位置・水中掘削も可が正 ←③①
1級 平成28年 No.32 湿地ブルドーザーの接地圧は普通より大きい → 小さい。クラムシェルは深い掘削(40m程度)が正 ←②
2級 平成27年 No.50 建設機械と作業の組合せ(クラムシェル=深い掘削など)の適否 ←①②

つまりバックホウは低い位置・ローディングショベルは高い位置、クラムシェルは深く・ドラグラインは広く浅く。掘る位置と適地を取り違えるのが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。

理解度チェック

Q.

バックホウとローディングショベルは、それぞれ機械より高い・低いどちらの位置を掘るか。

答えを見る

バックホウは機械より低い位置、ローディングショベルは高い位置を掘ります。バケットの向きが逆です。

Q.

狭くて深い掘削に向くショベル系掘削機は?

答えを見る

クラムシェルです。開閉するバケットを真下へ下ろして深く掘ります。広く浅い掘削はドラグラインが向きます。

Q.

湿地ブルドーザーの接地圧は、普通ブルドーザーより大きいか小さいか。

答えを見る

小さくなります。履帯(クローラ)が幅広で接地面積が大きいため、軟弱地盤でも沈みにくくなります。

まとめ

建設機械の種類と選び方(作業別)を確認する

根切りと掘削の施工管理は?を確認する

場所打ちコンクリート杭の施工管理を確認する

土木・地盤の記事は土木・地盤にまとめています。

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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