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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32を解説、建設機械

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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32は、建設機械に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、各建設機械の能力や仕様(クラムシェルの掘削深さ・アジテータ車の質量・ブルドーザーの接地圧・トラッククレーンの性能表示)を問うものです。引っかけの核心は湿地ブルドーザーの接地圧が普通ブルドーザーより大きいか小さいかで、機械の名前から狙いを読めるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) クラムシェルは深い掘削(40m程度)に向く
2 ◯(正しい) 容量4.5m³級アジテータ車の総質量は約20tで妥当
3 ×(誤り) 湿地ブルドーザーの接地圧は普通より小さい(大きいは逆)
4 ◯(正しい) トラッククレーンの性能は吊り上げられる最大荷重で示す

選択肢3は、湿地ブルドーザーの接地圧を普通ブルドーザーより大きいとしている点が誤りで、実際は小さくなります。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

接地圧は、機体の重量を履帯(クローラ)が地面と接する面積で割った値です。同じ重さでも、接地する面積が広いほど接地圧は小さくなるということです。

湿地ブルドーザーは、その名のとおり軟弱な地盤やぬかるみで使う機械です。沈み込まないように幅広の履帯を備え、接地面積を大きくしてあります。

だから、同程度の重量なら接地圧は普通ブルドーザーより小さくなります。これがぬかるみでも走行できる理由なんです。

設問は接地圧が普通より大きいとしており、設計の狙いとなので不適当です。

覚え方

  • 湿地ブルドーザーは履帯が幅広で接地圧が小さい(軟弱地盤向け)
  • 接地圧=機体重量÷接地面積(面積が広いほど小さい)
  • クラムシェルは深い掘削に向く(40m程度まで)
  • トラッククレーンの性能は最大吊り上げ荷重で示す

理解度チェック

Q.

湿地ブルドーザーの接地圧は普通ブルドーザーより大きいか小さいか。理由も。

小さいです。幅広の履帯で接地面積を広げているため、同じ重量でも接地圧が下がり、軟弱地盤でも走行できます。

Q.

接地圧はどのように計算され、何を小さくすると下がるか。

接地圧=機体重量÷接地面積です。接地面積を広げると接地圧は小さくなります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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