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建設機械の種類と選び方とは?作業別(掘削・運搬・締固め)の代表機械

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けんせつる

けんせつる

建設機械って種類が多くて、どれがどの作業か覚えられない…。

選び方に決まりはあるの?

この記事の要点

建設機械は、作業(掘削・積込み・運搬・押土・締固め・整地・揚重)に応じて選ぶのが基本です。

掘削はバックホウ、運搬・押土はブルドーザ・ダンプ、締固めはローラ、というように作業ごとに代表機械があります。

過去問では、機械と作業の対応や、掘削機の掘削深さ・工事用エレベーターの数値が繰り返し問われます。

建設機械は、作業の種類に応じて選ぶのが基本です。

同じ「土を動かす」でも、掘るのか、積むのか、運ぶのか、締め固めるのかで、適した機械が変わります。

まず、どの作業にどの機械を使うかを図で押さえます。

建設機械を作業別に分類した模式図。掘削はバックホウ・クラムシェル、積込みはトラクタショベル、運搬・押土はブルドーザ・ダンプ、締固めはロードローラ・振動ローラ、整地はモーターグレーダ。このほかクレーン等の揚重機械がある。
建設機械は作業に応じて選ぶ。掘削・積込み・運搬・締固め・整地の代表機械。このほか揚重機械(クレーン・工事用エレベーター)がある。※代表例を示す模式図。

揚重(資材の上げ下ろし)にはクレーンや工事用エレベーターを使います。掘削機械の詳しい種類は掘削機械にまとめています。

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作業に応じて機械を選ぶ

代表的な作業と、それに適した機械をまとめます。

作業 代表機械 特徴
掘削 バックホウ、クラムシェル バックホウは機械より低い場所の掘削に適し、水中掘削もできる
積込み トラクタショベル(ローダ) 掘った土砂をダンプなどへ積み込む
運搬・押土 ダンプトラック、ブルドーザ ダンプは運搬、ブルドーザは押土・整地に適する
締固め ロードローラ、タイヤローラ、振動ローラ 路盤・盛土を締め固める
整地 モーターグレーダ、ブルドーザ 地面をならして平らにする

このほか、資材や人を上げ下ろしする揚重機械(クレーン・工事用エレベーター)があります。

掘削機械の使い分けと注意

掘削では、機械の向きや掘れる深さが問われます。

バックホウは、クローラ(履帯)を掘削面に正対させて掘ります。横向きにすると安定しそうに見えますが、逆に転倒しやすくなるためです。機械より低い場所の掘削に適し、水中掘削もできます。

場所打ちコンクリート杭の掘削機では、リバース掘削機のほうがアースドリル掘削機より深い掘削に適します。深さの関係を逆に覚えないよう注意します。

クラムシェルは、狭い場所や深い掘削に向いています。

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過去問でどう問われたか

建設機械は、1級・2級とも第一次検定でほぼ毎年出題されます。引っかけは、機械と作業の対応を取り違えさせる形と、揚重機械の安全数値をずらす形が中心です。

年度・級・No. どう問われたか(引っかけ)
1級 令和5年 No.29 アースドリル掘削機がリバース掘削機より深く掘れるとする→誤り。深い掘削はリバースが適する
2級 平成29年 No.78 バックホウのクローラを掘削面に横向きにして掘るとする→誤り。掘削面に正対させる(転倒防止)
1級 令和6年 No.30 ロングスパン工事用エレベーターが傾き1/8で動力遮断とする→誤り。1/10を超えたら遮断
1級 令和3年 No.30 工事用エレベーターの傾き遮断を1/8とする→誤り。1/10(同じ数値が再出題)

共通するのは、機械と作業の対応や、掘削深さ・安全数値(傾き1/10)を取り違えさせる形です。作業ごとに代表機械を結びつけ、数値はセットで覚えると見抜けます。

まちがえやすいポイント

掘削機械では、機械の向きと掘れる深さが狙われます。

バックホウは掘削面に正対させて掘り、深い掘削はアースドリルよりリバース掘削機が適します。向きや深さの関係を逆に覚えると引っかかります。

「機械は作業に正対、深い掘削はリバース」と押さえると取り違えません。

理解度チェック

Q.

バックホウは、クローラをどの向きにして掘削するか。

掘削面に正対させて掘ります。横向きにすると転倒しやすくなるためです。バックホウは機械より低い場所の掘削に適し、水中掘削もできます。

Q.

場所打ち杭で、アースドリル掘削機とリバース掘削機はどちらが深い掘削に適するか。

リバース掘削機です。関係を逆に覚えると誤答になります。

Q.

ロングスパン工事用エレベーターは、傾きがどれくらいを超えると動力を自動的に遮断するか。

傾きが1/10を超えた場合です。1/8などとすり替える引っかけに注意します。

まとめ

  • 建設機械は、掘削・積込み・運搬・押土・締固め・整地・揚重の作業に応じて選ぶ。
  • 掘削=バックホウ、運搬・押土=ダンプ・ブルドーザ、締固め=ローラ、整地=グレーダ。
  • バックホウは掘削面に正対、深い掘削はアースドリルよりリバースが適する。
  • ロングスパン工事用エレベーターは傾き1/10超で動力を遮断する。

> 揚重機械はクレーンの種類を確認する
> 掘削機械の詳細は掘削機械を確認する
> タワークレーンはタワークレーンを確認する

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  • 一般財団法人 建設業振興基金「1級・2級 建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」(建設機械の出題)
  • 建設機械施工の解説(作業別の機械と作業能力の考え方を複数一致で確認)

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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