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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.50 を解説、建設機械と作業の組合せ

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.50 は、建設機械とその作業の組合せに関する問題です。

この問題では、4つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 締固め機械と土質の相性
  2. 掘削機械が得意とする掘削の種類
  3. 運搬・荷役機械の用途
  4. 含水比の高い粘性土に適した機械

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な組合せ)

「ローラーなら何でも締め固められる」と思い込みがちですが、土質との相性があるんです。

選択肢4はタイヤローラーで含水比の高い粘性土を締め固めるとしていますが不適です。べた付く粘性土にタイヤは沈んで効かないので、湿地ブルドーザーやタンピングローラーを使うんです。

各組合せの正誤

選択肢 正誤 組合せ(機械と作業)
1 ◯(適当) クラムシェル ― 深い基礎の掘削
2 ◯(適当) フォークリフト ― 重量物の積卸し
3 ◯(適当) トラックアジテータ ― 生コンクリートの運搬
4 ×(不適当) タイヤローラー ― 含水比の高い粘性土の締固め

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、タイヤローラーと、含水比の高い粘性土の締固め、を組み合わせています。

ところが、この組合せが不適なんです。タイヤローラーは、ゴムタイヤの重みで地面を押さえて締め固める機械です。

含水比の高い粘性土は、水分を多く含んでべた付いており、タイヤが沈んだり土が付着したりして、うまく締め固まりません。

なぜかというと、やわらかい粘土ではタイヤの接地圧が逃げてしまい、ローラーが空回りするような状態になるからです。

例えば、こういう土には、接地圧の低い湿地ブルドーザーや、突起で練り込むタンピングローラーなどを使います。タイヤローラーは砂質土や路盤の締固めに向いているんです。

ザックリ言えば、べた付く粘性土の締固めにタイヤローラーは合わない、ということです。

覚え方

  • 含水比の高い粘性土=湿地ブルドーザーやタンピングローラー
  • タイヤローラーは砂質土・路盤向きで粘性土には不適
  • クラムシェルは深い掘削、トラックアジテータは生コン運搬

一問一答

Q.

含水比の高い粘性土の締固めに、タイヤローラーは適しているか。

適していません。タイヤが沈んで締め固まらないため、湿地ブルドーザーやタンピングローラーを用います。タイヤローラーとの組合せは不適当です。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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