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けんせつる
電気設備の図記号とか用語の組合せ問題、毎年出るけど何を覚えればいいの?
この記事の要点
配線用図記号とは、電気設備の種類を図面上で示すために、JIS C 0303で名称ごとに形が決められた記号のことです。
2級の第一次検定 No.16では、この名称と図記号の組合せ、または設備と用語の組合せが正しいかが毎年問われます。
引っかけの多くは、電力設備(強電)と情報通信設備(弱電)の用語を入れ替えるものです。系統の違いで見分けます。
電気の問題は苦手にされがちですが、No.16は覚える範囲がはっきりしています。
問われるのは「名称と記号・用語が正しく対応しているか」の1点だけです。
まず、電気設備が大きくどう分かれるかを図で押さえます。
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2級 No.16の電気の問題は、計算ではありません。
「名称・用語と、それが指す図記号や設備が正しく対応しているか」という、組合せの一致だけを問います。
出題の形は3つあります。名称と配線用図記号の組合せ、設備と構成機器の組合せ、そして用語の意味の正誤です。いずれも、1つだけ対応が崩れた組合せを選ばせます。
覚える軸は、上の図の強電(電力・照明)と弱電(情報通信)の系統です。ここを分けておくと、引っかけの多くが見抜けます。
配線用図記号は、図面で電気設備の種類を示す記号で、JIS C 0303(構内電気設備の配線用図記号)で名称ごとに形が決まっています。
問題は、この名称と記号の組合せが1つだけJISの規定と食い違っているものを選ばせます。記号の形そのものを覚えているかが前提です。
記号の形は、大きくは次のように整理できます(正確な形は公式の問題図やJISで確認してください)。
| 名称 | 記号の形(大まかな特徴) |
|---|---|
| 白熱灯(電球) | 丸(円)で表す |
| 蛍光灯 | 細長い長方形で表す |
| 点滅器(スイッチ)・コンセント・換気扇・情報用アウトレット | それぞれ専用の記号。壁付きは壁側を塗って示す |
| 分電盤・配電盤・制御盤 | よく似た四角の枠で、中の塗り分けだけで区別する |
とくにねらわれるのが、盤類(分電盤・配電盤・制御盤)と情報用アウトレットです。盤類は枠が共通で塗り分けだけが違うため混同しやすく、情報用アウトレットは記号を別のものにすり替えられやすい名称です。
もう一つの形が、設備と用語(構成機器)の組合せです。ここでの引っかけは、ほぼ弱電(情報通信)の用語を、強電(電力・照明)の設備に組み合わせるものです。
| 設備 | 対応する代表的な用語・機器 |
|---|---|
| 高圧受変電設備 | キュービクル(受変電機器を金属箱に収めたもの) |
| 避雷設備 | 棟上導体(屋上で落雷を受ける導体) |
| 予備電源設備 | 蓄電池(停電時に電気を供給) |
| 照明設備 | 安定器・ペンダント(コードで吊る照明器具) |
| 情報通信設備(弱電) | 情報用アウトレット・PBX(構内電話交換機)・LAN・同軸ケーブル |
| 防犯設備 | ICカードリーダー(入退室管理) |
例えば「照明設備-PBX」という組合せは誤りです。PBXは構内電話交換機で、情報通信設備の機器だからです。同じく「電力設備-情報用アウトレット」「電力設備-同軸ケーブル」も、弱電の用語を強電に付けた誤りです。
もう一つの引っかけが、名前の似た機器の役割の入れ替えです。
代表が遮断器です。配線用遮断器は短絡・過負荷で回路を切る機器、漏電遮断器は漏電を検知して切る機器です。「短絡・過負荷を切るのは漏電遮断器」とすると誤りになります。
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電気設備の組合せは、2級の第一次検定 No.16で平成29年度から令和7年度までほぼ毎年出題されています。引っかけは大きく3つのパターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ(誤り → 正しくは) |
|---|---|
| 2級 令和7年後期 No.16 | 照明設備-PBX → PBXは構内電話交換機(情報通信設備)で照明とは無関係 ←②分野違い |
| 2級 令和6年後期 No.16 | 電力設備-情報用アウトレット → 情報用アウトレットは情報通信設備の端末 ←②分野違い |
| 2級 令和5年前期 No.16 | 電力設備-同軸ケーブル → 同軸ケーブルは情報通信(弱電)用 ←②分野違い |
| 2級 令和4年後期 No.16 | 情報用アウトレットの名称に別機器の図記号 → 名称と図記号が不一致 ←①図記号 |
| 2級 令和3年前期 No.16 | 短絡・過負荷を遮断するのを漏電遮断器とした → 配線用遮断器の役割 ←③役割の取り違え |
| 2級 平成30年 No.16 | 照明設備-PBX → PBXは電話交換機で照明とは無関係 ←②分野違い |
| 2級 令和元年前期 No.16 | 分電盤の名称に別の盤の図記号 → 盤類は塗り分けで区別、名称と不一致 ←①図記号 |
| 2級 平成29年前期 No.16 | 情報用アウトレットの名称に別機器の図記号 → 名称と図記号が不一致 ←①図記号 |
迷ったら「弱電の用語(PBX・情報用アウトレット・同軸ケーブル・LAN)を電力・照明に付けたら誤り」。図記号は情報用アウトレットと盤類がねらわれる。系統違いと名称のすり替えが、ほぼ毎年の引っかけです。
混同しやすい用語の整理
情報用アウトレットは、LANケーブルや電話をつなぐ差込口で、情報通信設備(弱電)の端末です。コンセントは、電気を供給する差込口で、電力設備(強電)のものです。
「アウトレット」という言葉がコンセントを連想させますが、情報用アウトレットは電力設備ではありません。組合せ問題で最もねらわれる取り違えです。
PBXはどの設備の機器か?照明設備と組み合わせてよいか?
PBX(構内電話交換機)は情報通信設備(弱電)の機器で、照明設備とは関係がない。「照明設備-PBX」は誤りの組合せ。
情報用アウトレットはどの設備の用語か?
情報通信設備(弱電)の端末で、LANケーブルや電話をつなぐ差込口。電力設備のコンセントとは別。「電力設備-情報用アウトレット」は誤りの組合せ。
短絡・過負荷で回路を切るのは、配線用遮断器と漏電遮断器のどちらか?
配線用遮断器。漏電遮断器は漏電を検知して切る機器で、役割が異なる。
> 高圧・低圧・特別高圧の違いとは?を確認する
> 高圧受電と低圧受電の違いとは?を確認する
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※ この記事の確認日:2026年7月
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図記号は形を覚えるしかないので、よく出る記号(点滅器・コンセント・蛍光灯・白熱灯・換気扇・情報用アウトレット・盤類)を過去問の問題図で繰り返し確認します。
用語は、まず強電(電力・照明)か弱電(情報通信)かに仕分ける習慣をつけると、系統をまたいだ誤りの組合せが浮かびます。