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RC柱の主筋とは?最小本数4本以上・主筋比0.8%・配置の確認ポイント

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けんせつる

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柱の主筋って、何本以上いるの?「0.8%以上」って帯筋の0.2%とどっちがどっち?

この記事の要点

主筋とは、柱や梁で曲げと軸力に抵抗する太い鉄筋です。RC柱では、建築基準法施行令77条で主筋を4本以上、断面積の和をコンクリート全断面積の0.8%以上とし、帯筋と緊結すると定められています。

最小径はD13以上が一般的で、断面の隅などにバランスよく配置します。

「主筋比0.8%」と「帯筋比0.2%」は混同しやすいので、セットで覚えます。

RC柱の断面で、隅と各辺に配置した主筋を帯筋が取り囲んでいる様子の模式図
RC柱の断面の模式図。太い主筋(濃い丸)を、細い帯筋(外周の枠)が取り囲む。本数・配置・比率はイメージで、実物どおりではない。

RC柱には、太い鉄筋と細い鉄筋が組み合わさって入っています。

このうち、柱の軸方向(縦)に通る太い鉄筋が主筋で、建物の重さや地震の曲げに抵抗する主役です。

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主筋とは何か(役割)

主筋とは、柱や梁の軸方向に配置し、曲げモーメントと軸力に抵抗する太い鉄筋です。

コンクリートは圧縮に強い一方、引張りに弱い材料です。曲げを受けると引張り側が生じるため、そこを主筋が受け持ちます。

柱では、地震時に向きが変わる曲げに備えて、断面の四隅などに主筋を配置します。帯筋はこの主筋を取り囲み、座屈を拘束する役割です。

柱主筋の規定(令77条)

RC柱の主筋には、建築基準法施行令77条で次の決まりがあります。

項目規定
本数4本以上
主筋比(断面積の和)コンクリート全断面積の0.8%以上
帯筋との関係主筋は帯筋と緊結する
最小径(実務の目安)D13以上の異形鉄筋

「4本以上」は、四隅に配置して四方向の曲げに備えるための最小限です。「0.8%以上」は、柱断面に対して主筋が少なすぎないようにする下限です。

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主筋比0.8%と帯筋比0.2%の違い

RC柱には2つの「比」が出てきて、混同しやすいので整理します。

対象下限
主筋比主筋(曲げ・軸力に抵抗)0.8%以上
帯筋帯筋(せん断補強・座屈拘束)0.2%以上

太い主筋のほうが多く必要なので主筋比0.8%、囲む帯筋は帯筋比0.2%、と大小で覚えると取り違えません。

主筋の配置と継手で確認すること

配筋検査では、本数・径だけでなく、配置と継手の位置も確認します。

主筋は柱の主役の鉄筋です。本数・径・配置は、コンクリート打込み前の配筋検査で必ず確認します。

まちがえやすいポイント

試験では、主筋比と帯筋比の数値の取り違えが問われます。柱の主筋比は0.8%以上、帯筋比は0.2%以上です。太い主筋のほうが大きい値、と覚えます。

また、主筋は「4本以上」が下限で、四隅に配置するのが基本です。配筋検査では、加工図と現物で本数・径・かぶり・継手位置を照合し、打込み後に隠れる前に確認します。

混同しやすい用語の整理

主筋 と せん断補強筋(あばら筋・帯筋)

主筋は曲げ・軸力に抵抗する太い鉄筋、せん断補強筋(あばら筋・帯筋)は主筋を取り囲んでせん断と座屈に抵抗する細い鉄筋です。

主筋比は0.8%以上、帯筋比は0.2%以上と下限が違います。

柱の主筋 と 梁の主筋

柱の主筋は4本以上・主筋比0.8%以上が下限です。梁の主筋はD13以上で、原則2段以下に配置します。

同じ主筋でも、部材ごとに配置の決まりが異なります。

理解度チェック

Q.

RC柱の主筋は、最低何本必要か。

答えを見る

4本以上です(建築基準法施行令77条)。四隅に配置して四方向の曲げに備えます。

Q.

柱の主筋比と帯筋比は、それぞれ何%以上か。

答えを見る

主筋比は0.8%以上、帯筋比は0.2%以上です。太い主筋のほうが大きい値になります。

Q.

主筋は何に抵抗する鉄筋か。

答えを見る

曲げモーメントと軸力です。引張りに弱いコンクリートに代わって、曲げの引張り側などを受け持ちます。

まとめ

あばら筋と帯筋(フープ)の違いは?せん断補強筋の役割・間隔・末端フックを整理を確認する

鉄筋工事では何を確認する?施工管理の基本を確認する

コンクリート・鉄筋の記事はRC・鉄骨にまとめています。

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参考法令・規格

  • 建築基準法施行令 第77条(柱の構造)
  • JASS 5 鉄筋コンクリート工事-日本建築学会
  • 建築工事監理指針(国土交通省)

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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