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鉄筋記号D・Rとは何か:異形棒鋼と丸鋼の違いと図面の読み方

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けんせつる

けんせつる

図面に「D13@200」って書いてあるけど、DってDeformed(異形)の略?Rって丸鋼?施工管理でどう使い分けるの?

この記事の要点

鉄筋図面で使うDは異形棒鋼(Deformed bar)、Rは丸鋼(Round bar)を示す記号です。現在の建築工事の主筋・配力筋はほぼすべてD(異形棒鋼)を使います。

施工管理では鉄筋加工図の記号を正確に読み取り、搬入された鉄筋の種別(D or R)と径(D13・D16など)が設計図書と一致しているかを確認することが主な役割です。

鉄筋記号は設計図・加工図・納品書の全てに登場します。意味を正しく理解しておきましょう。

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D(異形棒鋼)とR(丸鋼)はどう違うのか

記号名称表面の形状付着性能現在の使用状況
D異形棒鋼(SD材)表面に節(ふし)とリブがある高い(コンクリートと噛み合う)建築工事の主流
R丸鋼(SR材)表面が滑らか低い現在の建築では使用がごくわずか

言い換えると、「Dはデコボコのある鉄筋、Rはツルツルの鉄筋」です。表面のデコボコ(節・リブ)があることでコンクリートとの付着力が高まります。

現代の建築工事では付着性能の高いD(異形棒鋼)がほぼ100%使われています。丸鋼(R)を使う場面はごくわずかですね。

丸鋼(R)を使う場合は端部にフックを設けてコンクリートに定着させる必要があります。異形棒鋼(D)はフックなしでも定着できますが、設計図書でフックが指定されている箇所はフックを設けましょう。ここは混乱しやすいところです。

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図面の鉄筋記号の読み方

配筋図では鉄筋を「記号+径+@ピッチ」の形式で記載します。

記載例読み方
D13@200異形棒鋼・径13mm・間隔200mmで配筋する
D22異形棒鋼・径22mm(ピッチ指定なし:本数指定の場合)
2-D22異形棒鋼・径22mmを2本
R13丸鋼・径13mm(現在ほとんど使われない)

言い換えると、「D13@200は『D13を20cm間隔で並べる』という意味」です。現場で「ディー13、アット200」と読みます。

例えば、スラブの配筋図に「D13@200」と記載されていれば、D13の鉄筋を200mm間隔で配置することになります。配筋検査では間隔と径の両方を確認しましょう。なんとなく読み方のイメージがつかめましたか。

施工管理での確認ポイント

鉄筋記号に関する施工管理の主な確認場面は次の通りです。

D13とD16の取り違え・@の誤読が二大ミス

施工管理の研修・現場指導の場で繰り返し取り上げられる問題として「D13とD16を取り違えて配筋してしまう」というケースがあります。

見た目が似ているため混ざりやすく、刻印をよく見ないと区別がつきません。搬入時に径ごとに保管場所を分けておくことが、取り違えを防ぐ一番の対策です。

もう一つは「加工図の@ピッチを読み間違える」ケースです。

「D13@200」を「D13を2本並べる」と誤読するケースがあります。@はat(間隔)の意味なので、「@200=200mm間隔で配筋」と理解しておきましょう。

混同しやすい用語の整理

D(異形棒鋼)の「D」とSD(規格記号)の「D」

図面上の鉄筋記号「D13」の「D」はDeformed(異形)の頭文字で径の前に置く記号。SD345のSDはSteel Deformed(異形棒鋼鋼材)の略で、JIS G 3112の規格記号。D13という記号はSD345(またはSD295など)の異形棒鋼を径13mmで使うことを示す。記号の意味を区別して読む必要がある。

径 vs 呼び名

鉄筋の径は呼び名で表示される(D13・D16・D22など)。呼び名は参照直径(おおよその実寸)だが、実際の外径寸法は呼び名より少し大きい。配筋検査で径を確認するときは呼び名(D13・D16)を使う。

理解度チェック

Q.

図面の「D13@200」の意味を説明してください。

異形棒鋼(D)・径13mm・200mm間隔(@200)で配筋する。@はat(間隔)を意味し、「200mmピッチで並べる」ことを示す。配筋検査では径・間隔の両方を実測して確認する。

Q.

丸鋼(R)を使用する場合に必要な端部処理は何か?

フック(端部の折り曲げ)が必要。丸鋼は表面が滑らかでコンクリートとの付着力が低いため、端部にフックを設けてコンクリートに定着させる。異形棒鋼(D)はフックなしで定着できる(設計図書でフック指定がある場合は除く)。

Q.

現場で搬入された鉄筋の径を確認するにはどうするのか?

鉄筋本体の刻印を目視で確認する。刻印にはメーカーマーク・呼び名(径)・種別が示されている。納品書の記載(D13・D16など)と刻印を照合して一致を確認する。

まとめ

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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