本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
けんせつる
あばら筋と帯筋(フープ)って、どっちが梁でどっちが柱だっけ?間隔の決まりも混乱する……
この記事の要点
あばら筋(スターラップ)は梁、帯筋(フープ)は柱に入れるせん断補強筋です。どちらも主筋を取り囲み、地震時のせん断ひび割れと主筋の座屈を抑えます。
梁のあばら筋の間隔は梁せいの1/2以下かつ250mm以下、柱の帯筋は上下端部を密にします。
施工管理では、配筋検査で間隔・末端フック(135度)を確認します。
鉄筋コンクリートの柱や梁には、太い主筋のほかに、主筋を取り囲む細い鉄筋が一定間隔で入っています。
これがせん断補強筋で、梁では「あばら筋」、柱では「帯筋」と呼び名が変わります。
これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。
テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級・2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。
あばら筋・帯筋とは、主筋を取り囲むように配置し、地震時のせん断力に抵抗するせん断補強筋です。
役割は2つあります。1つは、部材に斜めに入ろうとするひび割れ(せん断ひび割れ)を抑えることです。
もう1つは、圧縮を受けた主筋が外側へはらみ出す座屈を、取り囲んで拘束することです。
どちらも地震のような大きな力に対して、柱や梁が脆く壊れるのを防ぐ働きをします。
違いは、入れる部材と呼び名です。意味する働きは同じせん断補強です。
| 名称 | 入れる部材 | 別名 |
|---|---|---|
| あばら筋 | 梁 | スターラップ |
| 帯筋 | 柱 | フープ |
「あばら筋=梁、帯筋(フープ)=柱」と部材で覚えると取り違えません。スターラップ=あばら筋、フープ=帯筋は同じものの呼び替えです。
独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座
で早めにたたき台を用意しておくと安心です。
せん断補強筋は、間隔と末端の処理に決まりがあります。配筋検査で確認する代表的な値は次のとおりです。
末端フックを135度にするのは、90度より抜けにくいためです。地震でかぶりコンクリートがはがれても、135度フックなら主筋から外れにくく、座屈を拘束し続けられます。
フックの余長(135°=6d以上・90°=8d以上)や折曲げ内法直径は、鉄筋の加工及び組立てにまとめました。
柱の帯筋は、全長を同じ間隔にせず、上下の端部で間隔を密にします。中央部ではありません。
地震を受けると、柱は梁と接する上下の端部に大きな曲げモーメントとせん断力が集中するからです。
力が集中する端部を密に補強することで、柱端部の脆い破壊を防ぎます。「密にするのは中央部」と覚えると逆になるので注意します。
混同しやすい用語の整理
あばら筋(スターラップ)は梁のせん断補強筋、帯筋(フープ)は柱のせん断補強筋です。働きは同じで、入れる部材が違います。
梁=あばら筋、柱=帯筋と部材で結びつけると取り違えません。
主筋は曲げに抵抗する太い鉄筋、せん断補強筋(あばら筋・帯筋)は主筋を取り囲んでせん断と座屈に抵抗する細い鉄筋です。
主筋の末端フックは柱の出隅部などに付け、せん断補強筋の末端フックは135度で主筋に掛けます。
あばら筋・帯筋の配筋は、平成27年から令和7年まで1級・2級でほぼ毎年問われています。引っかけは大きく3パターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 2級 令和6年後期 No.2 | 柱の帯筋は中央部の間隔を密にする → 上下端部を密にする ←① |
| 2級 令和4年後期 No.5 | 帯筋は中央部より上下端部を密にする(帯筋は主筋を取り囲み座屈を防止) ←①② |
| 1級 令和6年 No.3 | 梁のあばら筋間隔は梁せいの1/2以下かつ250mm以下・せん断補強筋比0.2%以上が正 ←③ |
つまりあばら筋は梁・帯筋は柱、密にするのは中央部ではなく上下端部。部材と名称、密にする位置を取り違えるのが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
あばら筋(スターラップ)と帯筋(フープ)は、それぞれどの部材に入れるか。
あばら筋(スターラップ)は梁、帯筋(フープ)は柱に入れるせん断補強筋です。働きは同じで、入れる部材が違います。
柱の帯筋は、中央部と上下端部のどちらを密にするか。
上下端部を密にします。地震時に柱の上下端部に曲げモーメントとせん断力が集中するためです。
梁のあばら筋の間隔の上限は?
梁せいの1/2以下、かつ250mm以下です。末端は135度フックで主筋に掛けます。
> 鉄筋工事では何を確認する?施工管理の基本を確認する
> RC柱の主筋とは?最小本数4本以上・主筋比0.8%・配置の確認ポイントを確認する
> かぶり厚さとは?建基令79条・JASS 5の設計値を部位別に整理を確認する
コンクリート・鉄筋の記事はRC・鉄骨にまとめています。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る
/内容と料金の解説
独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。
参考法令・規格
※ この記事の法令確認日:2026年6月
資格を取ったら、次はキャリアと年収
施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。
登録・相談は無料
受験ガイド・人気記事
まちがえやすいポイント
配筋検査では、帯筋を密にする位置の取り違えに注意します。柱の帯筋を密にするのは中央部ではなく、上下の端部です。
あわせて、末端フックが135度に折れているか、あばら筋の間隔が梁せいの1/2以下かつ250mm以下に収まっているかを、加工図と現物で照合します。隠れてしまう鉄筋ほど、コンクリート打込み前の配筋検査で確実に確認します。