令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.5 は、鉄筋コンクリート構造に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 柱主筋はD13以上、主筋比は全断面積の0.8%以上 |
| 2 | ×(誤り) | 補強筋を密にする範囲は最大径1.5倍又は最小径2倍。最小径3倍は誤り |
| 3 | ◯(正しい) | 梁主筋はD13以上、原則2段以下に配置する |
| 4 | ◯(正しい) | 梁のD10せん断補強筋は梁せいの1/2以下かつ250 mm以下 |
柱の上下端は、地震時にひび割れやせん断破壊が起きやすい弱点です。そこで帯筋の間隔を150 mm以下に密にする範囲を決めています。
その範囲は、柱の最大径の1.5倍、または最小径の2倍のうち大きい方です。問題文は最小径の3倍と数値を大きくしている点が誤りです。
ザックリ言えば、密にする範囲は最大径1.5倍か最小径2倍、ということです。
柱のせん断補強筋を密に入れる範囲は、最小径の何倍か。
最小径の2倍(または最大径の1.5倍の大きい方)です。3倍ではありません。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
柱の上下端は地震時に大きな力が集中するので、せん断補強筋(帯筋)を密に入れる範囲を決めています。
選択肢2は最小径の3倍としていますが、正しくは最大径の1.5倍又は最小径の2倍の大きい方なので、3倍は誤りなんです。数値を入れ替えた引っかけですね。