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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.29を解説、仮設計画

けんせつる

けんせつる

塗料や溶剤って、資材倉庫の一画に間仕切って置けばいいんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.29は、仮設計画に関する問題です。正解は選択肢3。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.29は、仮設計画に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢3

塗料や溶剤は引火しやすい危険物なので、独立した専用の保管場所に置きます。資材倉庫の一画を間仕切るだけでは、火気や他の資材と近くて危ないんです。引火物は「他と分けて隔離する」が一番安全な考え方ですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 所定の高さがあり危害を防げる既存の塀は仮囲いに使える
2 ○(正しい) 守衛所をメインゲート脇に、その他は警備員を配置してよい
3 ×(誤り) 塗料や溶剤は独立した専用置場へ。資材倉庫の一画は不適当
4 ○(正しい) 施工者用と監理者用の事務所は部屋を分けて設ける

選択肢3は、引火性のある塗料や溶剤を資材倉庫の一画に間仕切って置くとしている点が不適当で、独立した専用の保管場所が必要です。

この問題のポイント

この問題は、仮設計画として仮設物の配置や保管場所の計画が、安全や機能の面で正しいかを問うています。

特に塗料や溶剤などの危険物は、保管の仕方が安全に直結するんです。

ここは「間仕切れば大丈夫」と思わせるひっかけになっているところですね。

ザックリ言えば、引火物は他の資材と一緒にせず、隔離して保管する、ということです。

選択肢1

選択肢1は仮囲いについての記述です。

仮囲いは、関係者以外の立入りや、現場からの危害を防ぐための囲いなんです。

既存の塀が所定の高さを持ち、危害を十分防げる構造なら、わざわざ作り直さず仮囲いとして使えます。記述のとおりなので適当です。

選択肢2

選択肢2は守衛所と警備員の配置についての記述です。

ゲートが複数あるとき、すべてに守衛所を設けるのは過剰になります。

そこでメインのゲート脇に守衛所を置き、その他のゲートには警備員を配置すれば管理できます。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢3

これが誤りを含む選択肢です。「塗料や溶剤等の保管場所は、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設置する」とありますが、ここが誤りです。

塗料や溶剤は引火しやすく、蒸気がこもると火災や中毒の危険があります。消防上も危険物として扱われるんです。

そのため、他の資材と一緒の倉庫ではなく、独立した専用の保管場所を設け、換気や火気管理を行います。塗料の保管は、例えば現場の隅に専用の危険物置場を作るイメージですね。

資材倉庫の一画を間仕切るだけでは不十分です。よって選択肢3が不適当ということです。

選択肢4

選択肢4は事務所の配置についての記述です。

施工者用の事務所と監理者用の事務所は、役割が異なります。

監理者は施工者を確認・指導する立場なので、部屋を分けて独立させます。記述のとおりなので適当です。

覚え方

危険物の保管は、「他と分けて隔離する」と考えると間違えにくくなります。

引火物は資材倉庫の一画ではなく、独立した専用置場に置くわけです。

塗料や溶剤は独立した専用の保管場所、倉庫の間仕切りでは不十分とセットで覚えておくと、選択肢3のひっかけを見抜けるでしょう。

一問一答

Q.

引火性のある塗料や溶剤は、資材倉庫の一画と独立した専用置場のどちらに保管するか。

独立した専用の保管場所です。換気や火気管理を行い、他の資材と分けて隔離します。

Q.

既存の塀を仮囲いとして利用できるのは、どのような場合か。

所定の高さがあり、危害を十分防止できる構造である場合です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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