ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.41 安全管理

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.41 を解説、安全管理

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.41 は、工事現場の安全管理に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 安全施工サイクル活動
  2. 新規入場者教育
  3. TBM(ツールボックスミーティング)
  4. ZE(ゼロエミッション)の意味

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

安全管理の用語は、内容とセットで覚えるんです。作業グループが危険を確認し合う活動はKY(危険予知)で、ZEとは別物です。

選択肢4はZE(ゼロエミッション)を危険性に対し正しい行動を確認し合う活動としていますが、それはKY活動の説明で誤りです。ZEは廃棄物の排出ゼロを目指す取組み

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 安全施工サイクル活動は毎日・毎週・毎月の活動をパターン化し継続する活動
2 ◯(正しい) 新規入場者教育は作業所の方針・安全施工サイクル・作業手順等を教える活動
3 ◯(正しい) TBMは職長を中心に作業開始前の短時間で当日の安全を話し合う活動
4 ×(誤り) ZE(ゼロエミッション)は廃棄物の排出ゼロを目指す取組みで、危険予知活動ではない

選択肢4のポイント(ここが誤り)

安全管理の略語は、似た説明が並ぶので意味を正確に押さえます。

作業グループが危険性・有害性に対し、正しい行動を互いに確認し合う活動はKY(危険予知)活動です。

ZE(ゼロエミッション)は、廃棄物の排出をゼロに近づける環境面の取組みで、安全の危険予知とはまったく別の用語です。略語のすり替えに注意しましょうね。

ザックリ言えば、危険を確認し合うのはKY、廃棄物ゼロがZE、ということです。

覚え方

  • ZE=ゼロエミッション(廃棄物の排出ゼロ)
  • 危険を確認し合う活動=KY(危険予知)
  • TBM=作業前の短時間ミーティング

一問一答

Q.

作業グループが危険に対し正しい行動を確認し合う活動は、ZEかKYのどちらか。

KY(危険予知)活動です。ZEは廃棄物の排出ゼロを目指す取組みです。

令和2年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>