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けんせつる
防湿フィルムって、砂利の下と上どっちに敷くんだっけ?
砂利地業には、粒のそろった砂利を使うんじゃないの?
この記事の要点
地業工事は、基礎の下に砂利や捨てコンクリートを敷いて、地盤を平らに固める工事です。
ねらわれるのは2つ。防湿層(ポリエチレンフィルム)は砂利地業の「上」(直下は誤り)。砂利地業には粒のそろった砂利より砂混じりの切込砂利を使います。
地業工事とは、基礎スラブの下で、砂利や捨てコンクリートを敷いて地盤を平らにならし、上からの荷重を均等に支えられるようにする工事のことです。
掘削して出てきた地盤(床付け地盤)の上に、下から順に積んでいきます。まず全体の断面を押さえます。
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砂利地業は、床付け地盤の上に砂利や砕石を敷き均して締め固め、地盤の支持力を確保する地業です。
ここでの的は、使う砂利の種類です。粒のそろった砂利より、砂が混じった切込砂利(切込砕石)のほうが適しています。
粒がそろっていると、粒と粒のすき間が大きく残って締め固まりにくいためです。砂が混じっていると、大きい粒のすき間を砂が埋めてよく締まります。
だから「粒径のそろった砂利を用いる」は誤りで、正しくは砂混じりの切込砂利や、砕砂と砕石を混合した切込砕石を使います。
締固めにも決まりがあります。
この記事で最も問われるのがここです。
土間コンクリートの下には、地面からの湿気を防ぐ防湿層(ポリエチレンフィルム)を敷きます。問題は、その位置です。
防湿層は、砂利地業の上(土間コンクリートの直下)に敷き込みます。「砂利地業の直下に敷く」は誤りです。
理由は役目から分かります。防湿層は、下からの湿気を土間コンクリートに伝えないためのものです。だからコンクリートのすぐ下、つまり砂利地業の上に置きます。砂利の下に敷いても、砂利が湿気を含んでしまい意味がありません。
ただし例外があります。断熱材がある場合は、防湿層は断熱材の直下に設けます。断熱材を湿気から守るためです。
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捨てコンクリート地業は、床付け地盤や砂利地業の上に薄くコンクリートを打つ地業です。
目的は構造耐力ではありません。墨出し・配筋・型枠建込みの作業床(基盤)にするためと、掘削底面を安定させ、基礎スラブや基礎梁のコンクリートが地盤へ流出するのを防ぐためです。
だから捨てコンの強度や厚さは、構造計算で決まる値ではありません(捨てコンクリート)。
なお、床付け地盤が堅固で良質な場合は、地盤上に捨てコンクリートを直接打設してよいとされています。砂利地業を必ず入れなければならないわけではありません。
混同しやすい用語の整理
どちらも基礎の下の地業ですが、役目が違います。
砂利地業は、砂利を敷き締め固めて地盤の支持力を確保するためのものです。
捨てコンクリート地業は、その上で墨出し・配筋の作業をする基盤にするためのものです。構造耐力を負担しません。
敷く位置を上下逆に出してきます。
防湿層は砂利地業の上(土間コンの直下)。ただし断熱材がある場合は断熱材の直下です。「砂利地業の直下」は誤りです。
地業工事は、平成27年度から令和にかけて、主に2級で繰り返し問われています。引っかけは3つのパターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 2級 平成28年 No.40 | 防湿フィルムを砂利地業の直下に敷いた → 砂利地業の上(土間コンの直下) ←①位置 |
| 2級 平成30年前期 No.19 | 防湿層フィルムを砂利地業の直下に敷き込んだ → 砂利地業の上 ←①位置 |
| 2級 平成27年 No.40 | 再生砕石は品質のばらつきが少ないとした → 元のコンクリート塊が様々でばらつく ←③再生材 |
| 2級 平成29年後期 No.40 | 再生クラッシャランは品質のばらつきが少ないとした → ばらつきがある ←③再生材 |
| 2級 令和元年後期 No.19 | (正しい肢)砂利地業の締固めは床付地盤を乱さないよう行う/くぼみは砂・砂利を補充し再転圧 |
再生砕石は年度によって扱いが分かれます。原料が建設副産物なので性状は元の材料に左右されますが、粒度は規格(JIS A 5001)で管理されます。その年の選択肢が「品質」の何を指しているかを、他の肢と見比べて判断するのが安全です。
安定して問われるのは防湿層は砂利地業の上(直下は誤り)、砂利は砂混じりの切込砂利の2つです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
土間コンクリートの防湿層(ポリエチレンフィルム)は、砂利地業のどこに敷くか。
砂利地業の上(土間コンクリートの直下)です。砂利地業の直下は誤りです。ただし断熱材がある場合は、断熱材の直下に設けます。
砂利地業には、粒のそろった砂利と砂混じりの切込砂利のどちらが適するか。
砂混じりの切込砂利です。粒がそろっているとすき間が残って締め固まりにくく、砂が混じっていると大きい粒のすき間を砂が埋めてよく締まります。
捨てコンクリートの目的は何か。
墨出し・配筋・型枠建込みの作業床にすることと、掘削底面の安定化・コンクリートの流出防止です。構造耐力は負担しません。
砂利地業の締固めで注意することは何か。
その下の床付け地盤を破壊したり、さらに深い地盤を乱したりしないよう注意して行います。くぼみが生じたら砂・砂利を補充して再度転圧します。
> 根切り・床付けは根切りと掘削を確認する
> 捨てコンの強度・厚さは捨てコンクリートを確認する
> 地盤調査は地盤調査を確認する
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年7月
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