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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 を解説、地業工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 は、地業工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 土間コンクリート下の防湿フィルムの位置
  2. 砂利地業と砂利の敷き方
  3. 捨てコンクリートの役割
  4. 地業の締固めの考え方

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

防湿フィルムは「湿気を止める」のが役目なんです。どこに敷けば効くか、上下の順番を取り違えやすいところですね。

選択肢1は砂利地業の直下に敷くとしていますが違います。防湿フィルムは砂利地業の上(土間コンクリートの直下)に敷くんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 防湿フィルムは砂利地業のに敷く、直下は誤り
2 ◯(正しい) 砂利地業は砂利を敷いて締め固める
3 ◯(正しい) 捨てコンクリートは墨出しや配筋の基盤になる
4 ◯(正しい) 地業は地盤を平らに均して締め固める

選択肢1のポイント(ここが誤り)

土間コンクリートの下には、地面からの湿気を止めるためにポリエチレンフィルムを敷きます。

この防湿層は、湿気が上のコンクリートに伝わらないようにするのが役目です。

そこで考えたいのが、フィルムを敷く位置です。砂利地業の下に敷いてしまうと、砂利を通って上がってきた湿気を止められません。

例えば、砂利のすき間を伝った水分がコンクリートに達してしまいます。

正しくは、砂利地業の上、つまり土間コンクリートのすぐ下にフィルムを敷きます。こうすればコンクリートへ湿気が伝わるのを直接さえぎれます。

選択肢1は砂利地業の直下に敷くとしているので誤りです。

ザックリ言えば、防湿フィルムは止めたい相手(コンクリート)の真下に敷く、ということです。

覚え方

  • 防湿フィルム=砂利の上・土間コンクリートの直下
  • 砂利の下では湿気が通り抜けて止められない
  • 止めたい相手のすぐ下に敷くのが基本

一問一答

Q.

土間コンクリートの防湿用ポリエチレンフィルムは、砂利地業の上と下のどちらに敷くか。

砂利地業の上(土間コンクリートの直下)です。砂利の下に敷くと砂利を通った湿気を止められないため不適当です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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