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平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.19 を解説、地業工事

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平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.19は、地業工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、建物の基礎を支える地業工事の基本(良質地盤への捨てコンクリートの直打ち、砂利地業の沈下量見込み、防湿層フィルムの敷込み位置、用いる砂利の種類)を問うものです。

引っかけの核心は1点、防湿層フィルムを砂利地業の上に敷くか下に敷くかです。湿気を止める向きを正しく押さえているかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 床付け地盤が堅固で良質なら捨てコンクリートを直接打設できる
2 ◯(正しい) 砂利地業は沈下量を見込み、締固め後に所定高さとなるようにする
3 ×(誤り) 防湿層のポリエチレンフィルムは砂利地業の直下ではなく、砂利地業の上(土間コンの直下)に敷き込む
4 ◯(正しい) 砂利地業には砂が混じった切込砂利などを用いる

選択肢3の「防湿層フィルムを砂利地業の直下に敷き込む」という記述が誤りで、正しくは砂利地業の上、土間コンクリートの直下に敷きます。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

防湿層は、地中の湿気が土間コンクリートを通って室内側へ上がるのを止めるためのものです。湿気をせき止めるには、上がってくる経路のいちばん上、つまりコンクリートのすぐ下にフィルムを置く必要があります。

これを砂利地業のいちばん下に敷くと、フィルムより上にある砂利と土間コンクリートが湿気を含んでしまい、防湿の役目を果たせません。位置が上下逆になっているわけです。

問題文の「砂利地業の直下にフィルムを敷く」という記述は、敷く位置が逆で湿気を止められないため、最も不適当な記述なんです。正しくは砂利地業の上に敷きます。

なお砂利地業には、締固めで沈下する分を見込んで仕上げ高さを決めること、砂が混じった切込砂利を用いることは、いずれも正しい考え方です。

覚え方

  • 防湿フィルム=砂利地業の上・土間コンの直下(湿気はコンクリートの真下で止める)
  • 砂利地業は沈下量を見込んで締固める
  • 砂利は砂混じりの切込砂利が良い

理解度チェック

Q.

土間コンクリートの防湿層フィルムは、砂利地業の上と下どちらに敷くか。

上(土間コンクリートの直下)です。コンクリートのすぐ下に敷かないと湿気を止められません。

Q.

砂利地業の仕上げ高さは、何を見込んで決めるか。

締固めによる沈下量を見込みます。締め固めた後に所定の高さとなるよう、あらかじめ余分に敷きならします。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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