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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 を解説、地業工事

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 は、地業工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 砂利地業・砕石地業の材料と締固め
  2. 捨てコンクリートの役割
  3. 再生砕石の品質特性
  4. 地業の厚さと支持地盤との関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

再生材は環境にやさしいので「優秀な材料」と思い込みがちですが、品質の安定はまた別の話なんです。

選択肢4は再生砕石を品質のばらつきが少ないとしていますが違います。元が様々なコンクリート塊なのでばらつきは大きい、というのが再生砕石の弱点なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 砂利地業は締め固めて地盤を安定させる
2 ◯(正しい) 捨てコンクリートは墨出しや配筋の作業床とする
3 ◯(正しい) 砕石は粒度のそろったものを用い、十分に締め固める
4 ×(誤り) 再生砕石は品質のばらつきが大きい材料である

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、再生砕石はコンクリート塊を破砕したもので、品質のばらつきが少ない、としています。

ところが、これは違うんです。再生砕石は、解体で出たいろいろなコンクリート塊を砕いて作ります。

元になる材料がバラバラなので、できあがる砕石の強度や混じり物の度合いにも差が出ます。

なぜかというと、新しく採取した自然の砕石とは違い、元の躯体の品質や付着したモルタル分が一定でないからです。そのため品質のばらつきは大きいわけです。

例えば現場では、再生砕石を使う場合に粒度や含有物を確認し、用途を限定することがあります。どこでも無条件に使える万能材料ではないんです。

ザックリ言えば、再生砕石は環境にはよいが品質は安定しにくい、ということです。

覚え方

  • 再生砕石=品質のばらつきが大きい
  • 元が様々なコンクリート塊なので強度や混入物が一定でない
  • 砂利・砕石地業は十分に締め固めて支持力を確保

一問一答

Q.

再生砕石は品質のばらつきが少ない材料といえるか。

いえません。元になるコンクリート塊が様々なため品質のばらつきは大きくなります。ばらつきが少ないとする記述は誤りです。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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