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けんせつる
タイルの「裏あし」や「連結材」って何のこと?
種類によって張り方が変わるの?
この記事の要点
セラミックタイルとは、無機質の原料を成形し高温で焼き固めた、板状の不燃材料です。JIS(日本産業規格)で用語や区分が定められています。
種類を分けるうえで、施工管理に直結する用語が2つあります。
まず、裏あしとユニットタイルの形を図で押さえます。
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JISでは、セラミックタイルを無機質の原料を成形し高温で焼成した板状の不燃材料と定めています。タイルの主体をなす部分を素地といい、表面のうわぐすり(釉薬)は素地に含みません。うわぐすりの有無で、施ゆうタイル・無ゆうタイルに分かれます。
形による区分では、正方形・長方形のものを定形タイルといい、側面を非直線状にしたものは定形タイルに含みません。
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小さなタイルを多数並べて1枚ずつ張るのは手間がかかるため、複数のタイルをあらかじめ連結したユニットタイルが使われます。連結のしかたで2種類に分かれ、施工時の扱いが正反対になります。
なお、タイル先付けプレキャストコンクリート(PC)工法用のタイルは、ユニットタイルには含みません。
セラミックタイルの種類は、令和5年から令和7年まで2級でくり返し問われています。引っかけは大きく2パターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 2級 令和5年前期 No.12 | セメントモルタル後張り用は裏あしがなくてもよいとした → 裏あしが必要 ←①裏あし |
| 2級 令和7年後期 No.12 | 接着剤張り用は裏あしが必須とした → なくてもよい ←①裏あし |
| 2級 令和6年後期 No.13 | 裏連結材を施工時に剥がすとした → 剥がさない(剥がすのは表連結材) ←②連結材 |
つまり裏あしはセメントモルタル後張り用に必要・接着剤張り用はなくてもよい、表連結材は剥がす・裏連結材は剥がさない。要否と表裏の取り違えが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
混同しやすい用語の整理
表連結材は、タイルの表面を表張り台紙でつないだものです。張り付けたあとに台紙を剥がして仕上げます。
裏連結材は、タイルの裏面をネット・台紙でつないだものです。剥がさず、そのまま塗り込めて仕上げます。「表は剥がす、裏は残す」と覚えると入れ替えに気づけます。
裏あしはタイルそのものの形状で、セメントモルタル後張り用に必要です。実際の張り方(密着張り・改良圧着張り等)はタイル後張り工法で扱います。種類と張り方を分けて押さえると整理しやすくなります。
セメントモルタル後張り用のタイルに、裏あしは必要か。
必要です。裏あしが張付けモルタルに食い込んで接着します。一方、有機系接着剤による後張り用は、裏あしがなくてもよいことになっています。
裏連結材は、施工時に剥がすか剥がさないか。
剥がしません。そのまま塗り込めて仕上げます。剥がすのは、タイル表面をつないだ表連結材のほうです。
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参考規格・指針
※ この記事の確認日:2026年6月
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管理人からのコメント
タイルの種類の知識は、現場では張付け方法の確認に直結します。「このタイルはモルタル後張り用か、接着剤張り用か」「ユニットの連結材は表か裏か」を取り違えると、裏あしの効きや連結材の剥がし忘れで不具合が出ます。
表張りユニットは台紙を剥がし忘れると目地が埋まらず、裏連結ユニットは無理に剥がすとタイルがばらけます。納入されたタイルの種類を施工要領と照合してから張り始めます。