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張付けモルタルと目地モルタルの違いは?タイル工事の基本

けんせつる

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張付けモルタルと目地モルタルってどう違うの?

この記事の要点

張付けモルタルはタイルを下地(壁・床)に接着するために使うモルタルです。目地モルタル(目地材)はタイルとタイルの間の目地を埋めるために使うモルタルです。

張付けモルタルは「タイルを固定する接着材の役割」、目地モルタルは「タイル間の隙間を埋めて仕上げる役割」です。目的が異なるため配合も異なります。

タイル工事では施工順序として「下地処理 → 張付けモルタルでタイルを貼る → 目地材(目地モルタル)で目地を充填する」の順で進みます。

ここは混乱しやすいところですね。それぞれに使うモルタルは役割も配合も異なります。

張付けモルタルとはどんな材料か

張付けモルタルとは、タイルを下地に接着するために使用するモルタルです。

下地面またはタイルの裏面に塗布し、タイルを押し付けて(圧着して)固定します。タイルが落下しないよう、確実に密着させることが求められます。

確認するポイント:

ザックリ言えば、「タイルを接着するためのモルタルで、充填率とオープンタイムが管理の要」ということです。

目地モルタルとはどんな材料か

目地モルタル(目地材)とは、タイルとタイルの間の目地(隙間)を充填する材料です。

タイル張り完了後に目地部分に塗り込み、余分な目地材をふき取って仕上げます。

確認するポイント:

2つを比べるとどう違うか

項目張付けモルタル目地モルタル(目地材)
役割タイルを下地に接着するタイル間の目地を充填・仕上げる
施工タイミングタイル張り時タイル張り後(硬化後)
確認ポイント充填率・圧着・オープンタイム充填状態・深さ・白華防止

要は、「張るときに使うのが張付けモルタル、張り終えてから目地を埋めるのが目地モルタル」ということです。

現場で何を確認すれば品質管理ができるか

例えば、タイルを張り終えた後に数枚を剥がして裏面を確認し、充填率が基準を満たしているか抜き取り検査をします。早期に発見できれば張り直しで対応できます。

管理人からのコメント

張付けモルタルと目地モルタルの管理でよく問題になるのは「目地材の充填不足」と「目地深さのムラ」です。目地充填が不十分だと目地から水が浸入し、白華・バックアップ材の劣化・タイル浮きの原因になります。

目地工事完了後は斜め照明をあてて空洞・欠け・深さのムラを確認してください。また、外壁の動く目地(ワーキングジョイント)には目地材ではなくシーリング材を使用します。

設計図書でどの目地にシーリングを使うか確認し、目地材とシーリングを混在させないよう施工管理することが重要です。

混同しやすい用語の整理

張付けモルタル vs 下地モルタル

張付けモルタルはタイルを接着するモルタル。下地モルタルはタイルを張る前に壁・床面を平滑に整えるためのモルタルです。

下地モルタルで不陸を補正し、その上に張付けモルタルでタイルを張ります。

目地材 vs シーリング材

目地材(目地モルタル)はタイル間の目地を充填する硬質な材料。シーリング材は伸縮性のある弾性材料で、外壁の動く目地(ワーキングジョイント)に使います。

伸縮が必要な部位には目地材ではなくシーリング材を使います。

一問一答

Q.

張付けモルタルの役割は?

タイルを下地(壁・床)に接着するためのモルタル。タイル裏面または下地面に塗布して圧着する。

Q.

目地材を充填する際に確認するポイントは?

目地が均一に充填されているか(空洞・欠落がないか)、深さが適切か、硬化前にタイル面をきれいにふき取ること。

まとめ

タイル工事とは?施工管理で見るポイントを確認する

白華(エフロレッセンス)とは?を確認する

仕上げ・内装工事の施工管理は仕上げ・内装にまとめています。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)国土交通省
  • JASS 19(タイル工事)日本建築学会
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けんせつる

建築業界の実務経験をもとに、建築施工管理の用語・施工手順・混同しやすい違いを整理しています。

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