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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.13を解説、セラミックタイルの種類

けんせつる

けんせつる

裏連結ユニットタイルの裏の連結材って、貼った後に剥がすんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.13は、JISに規定するセラミックタイルに関する問題です。正解は選択肢2。裏連結材は施工時に剥がさないものです。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.13は、日本産業規格(JIS)に規定するセラミックタイルに関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

連結ユニットタイルの連結材は、表面に紙やネットを貼る表連結と、裏側でつなぐ裏連結に分かれます。表連結材は施工後に剥がし、裏連結材は剥がさず埋め込んだままになるんです。「裏連結材に剥がすタイプもある」という記述は、表連結とごちゃ混ぜにした誤りですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) ユニットタイルにタイル先付けPC工法用は含まない
2 ×(誤り) 裏連結材は施工時に剥がさない。剥がすのは表連結材
3 ○(正しい) 定形タイルは正方形・長方形。側面を非直線状にしたものは含まない
4 ○(正しい) 吸水率による種類はⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類に区分

選択肢2は、裏連結材に「剥がすタイプ」があるとしている点が誤りで、裏連結材は施工時に剥がさないものです。

この問題のポイント

この問題では、JISが定めるセラミックタイルの用語と分類が問われています。

特に連結ユニットタイルの「表連結」と「裏連結」は、混同しやすいところですね。

表連結は、タイルの表面に紙やネットを貼って連結したものです。貼り付けた後、表面の連結材を剥がします。

裏連結は、タイルの裏側を樹脂やネットでつないだものです。こちらは下地に埋め込まれるため、施工後も剥がしません。選択肢2はこの2つを取り違えているわけです。

選択肢1

選択肢1はユニットタイルの範囲についての記述です。

ユニットタイルは、多数のタイルを並べて連結した製品です。JISの定義では、タイル先付けプレキャストコンクリート工法に用いるものは含みません。

先付けPC工法は工場でタイルを型枠に並べてコンクリートと一体化する別の手法なので、区別されているわけです。記述のとおりなので適当です。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「裏連結材には、施工時に剥がすタイプと剥がさないタイプがある」とありますが、これは正しくありません。

剥がすのは表面に貼った表連結材のほうです。裏連結材は下地に埋め込まれるので、施工時に剥がすことはありません。

表連結と裏連結の性質を入れ替えてしまっているため、選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は定形タイルについての記述です。

定形タイルは、正方形および長方形のタイルを指します。装飾のために側面を波形などの非直線状にしたタイルは、定形タイルには含みません。

形が決まっているものを定形と呼ぶわけですね。記述のとおりなので適当です。

選択肢4

選択肢4は吸水率による種類についての記述です。

セラミックタイルは、吸水率の大きさによってⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類の3種類に区分されます。

Ⅰ類が最も吸水しにくく、Ⅲ類が吸水しやすい区分です。記述のとおりなので適当ですね。

覚え方

連結ユニットタイルは、「表は剥がす、裏は残す」と覚えると間違えにくくなります。

表面に貼った連結材は仕上げの邪魔になるので剥がし、裏側の連結材は埋め込んだままにするわけです。

表連結材=施工後に剥がす、裏連結材=剥がさず埋め込むとセットで押さえておくと、選択肢2のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

裏連結ユニットタイルの裏連結材は、施工時に剥がすか。

剥がしません。下地に埋め込まれるため残します。剥がすのは表面に貼る表連結材です。

Q.

セラミックタイルの吸水率による種類はいくつに区分されるか。

Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類の3種類です。Ⅰ類が最も吸水しにくい区分です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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