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けんせつる
型枠のセパレーターって何をしてるの?フォームタイとの違いは?解体後にPコンで塞ぐって何のこと?
この記事の要点
型枠工事の通しボルト(セパレーター)はコンクリート打設時に対面する型枠パネル間の間隔(壁厚)を保持する部材で、外側で締め付けるナット状のフォームタイとセットで使用します。
コンクリート硬化後に型枠を解体するとセパレーターが残り、コンクリート表面に孔が残ります。この孔をPコン(プラスチックコーン)で塞ぐのが標準的な補修方法です。施工管理では設置ピッチの確認と型枠解体後の全孔補修確認が主なポイントです。
セパレーター・フォームタイの仕組みを理解しておかないと、コンクリート打設時のはらみ出しや解体後の孔処理不良の原因が把握できません。
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型枠の通しボルトシステムの各部材の役割を整理します。
| 部材名 | 役割 |
|---|---|
| セパレーター(通しボルト) | 対面する型枠パネルの間隔(=壁厚)を一定に保つ棒状の部材。コンクリート打設時の側圧で型枠が広がるのを防ぐ |
| フォームタイ | セパレーターの外側でパネルを締め付けるナット状の部材。型枠パネルを固定する |
| Pコン(プラスチックコーン) | セパレーター先端に取り付けるコーン状の部材。型枠解体後にセパレーターを折り取ると、コーン形状の孔が残る。この孔を塞ぐための補修材(モルタル)を充填するための逃げ形状を作る |
言い換えると、「セパレーターが壁厚を決め、フォームタイがパネルを固定し、Pコンが解体後の孔補修の形を作る」という3役分担です。
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セパレーターの設置ピッチが粗すぎると、コンクリート打設時の側圧で型枠がはらみ出してしまいます。
型枠解体後の確認
混同しやすい用語の整理
セパレーターは型枠間に挟んで間隔を保持する棒状の部材。フォームタイはセパレーターの外側でパネルを締め付けるナット状の部材。両者はセットで使用する。セパレーターが「間隔を決める」、フォームタイが「パネルを固定する」という役割分担。
型枠解体後にコンクリート表面に残るセパレーター孔はなぜ補修が必要なのか?
孔から雨水・外気が浸入し、孔の奥に残ったセパレーター端部の金属が腐食することで錆汁が滲み出したり、コンクリートひび割れの起点になったりするため。防水工事・外壁仕上げの前に全孔を確実に補修する必要がある。
セパレーターの設置ピッチが粗すぎるとどのような問題が生じるか?
コンクリート打設時の側圧で型枠パネルがはらみ出し(外側に膨らむ)、壁厚が設計値より厚くなる。はらみ出したコンクリートはそのままでは使用できないため、はつり修正が必要になり工期と費用に影響する。
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参考資料
・JASS 5 鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
※ この記事の法令確認日:2026年5月
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Pコン孔は1か所の補修漏れが防水のやり直しを招く
型枠解体後のPコン孔の補修漏れは見落としやすいです。型枠パネルが多い壁面では孔の数が多くなるため、補修担当者に「全数写真記録」を求めることが有効です。
孔が1か所でも未補修だと後で防水処理が必要になります。