けんせつる
生コンを頼むとき、骨材の種類って自分で指定できないんだっけ。
この記事の要点
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.39は、コンクリートの製造に関する問題です。正解は選択肢1。骨材の種類は、購入者が指定できる項目に含まれます。
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.39は、コンクリートの製造に関する問題です。
この問題はNo.38からNo.42までの能力問題で、五肢択一式なんです。問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 骨材の種類は購入者が指定できる項目に含まれる。記述は逆 |
| 2 | ○(正しい) | 塩化物含有量は塩化物イオン量で0.30kg/m³以下とする |
| 3 | ○(正しい) | 空気量は荷卸し時に規定の範囲内となるようにする |
| 4 | ○(正しい) | 細骨材への散水は粗骨材に比べ冷却効果が期待できない |
| 5 | ○(正しい) | 寒中の骨材と水の温度はセメント投入直前で40℃以下とする |
選択肢1は、骨材の種類は購入者が指定できる項目に含まれないと説明している点が誤りです。骨材の種類は購入者が指定できる項目なんです。
この問題では、レディーミクストコンクリート(生コン)の決まりを正しく覚えているかが問われています。
カギになるのは、購入者が指定できる項目に骨材の種類が入るかどうかです。
生コンを発注するとき、購入者は呼び強度やスランプ、粗骨材の最大寸法などを指定します。これに加えて、骨材の種類も生産者と協議して指定できるんです。
ザックリ言えば、骨材の種類は工場が勝手に決めるのではなく、発注側も選べる項目ということです。
これが誤りを含む選択肢です。「購入者が指定できる項目には、骨材の種類は含まれない」とあります。
ここは混乱しやすいところですね。実際には、骨材の種類も購入者が生産者と協議して指定できる項目に含まれます。
砕石を使うのか砂利を使うのか、といった選択は発注側が決められるんです。記述は逆になっています。
選択肢2は塩化物含有量についての記述です。
レディーミクストコンクリートの塩化物含有量は、塩化物イオン量で0.30kg/m³以下とします。塩分が多いと鉄筋がさびやすくなるからなんです。
記述のとおりなので、これは適当です。
選択肢3は空気量についての記述です。
空気量は、荷卸し時に規定された値の範囲内に入るように管理します。練り混ぜから運搬の間に変化するので、現場到着時で確認するわけですね。
記述のとおりで、これは適当です。
選択肢4は暑中コンクリートの散水についての記述です。
暑中コンクリートで温度上昇を防ぐため骨材に散水するとき、細骨材は表面積が大きく水分を保ちやすいため、粗骨材に比べて冷却効果は期待しにくいです。
例えば砂は水を含んでも温度がなかなか下がりにくいイメージですね。記述のとおりなので、これは適当です。
選択肢5は寒中コンクリートの練混ぜ温度についての記述です。
寒中コンクリートでミキサー内で練り混ぜた骨材と水の温度は、セメント投入直前で40℃以下とします。高温の状態でセメントを入れると急結のおそれがあるからなんです。
記述のとおりで、これは適当です。
生コンの指定項目は「品質に関わるものは発注側が選べる」と考えると整理しやすくなります。
呼び強度やスランプだけでなく、骨材の種類も購入者が協議して指定できる項目です。
骨材の種類は購入者が指定できる、だから選択肢1は逆とセットで覚えておけば、引っかからなくなるでしょう。
レディーミクストコンクリートで、骨材の種類は購入者が指定できる項目に含まれるか。
含まれます。生産者と協議して指定できます。
レディーミクストコンクリートの塩化物含有量は、塩化物イオン量で何kg/m³以下とするか。
0.30kg/m³以下です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1
骨材は工場任せだと勘違いしがちですが、これがひっかけです。JISでは、骨材の種類は購入者が生産者と協議して指定できる項目に含まれます。砕石か砂利か、軽量骨材か、といった選択は発注側が決められるわけですね。