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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.4を解説、防水材料

けんせつる

けんせつる

塗膜防水材って、モルタルに混ぜて使うんだっけ。それともそのまま塗るんだっけ。

この記事の要点

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.4は、防水材料に関する問題です。正解は選択肢1。

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.4は、防水材料に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢1

塗膜防水材を「モルタルに調合して塗布する」と説明しているのが選択肢1の誤りです。塗膜防水材はウレタンなどの液状材料をそのまま塗り重ねて防水層をつくるもので、モルタルに混ぜて使う材料ではないんです。「塗膜=液状を塗り重ねて膜にする」と押さえておきましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 塗膜防水材は液状材料をそのまま塗布する。モルタルに調合しない
2 ○(正しい) 改質アスファルトはゴムや樹脂を添加し温度特性等を改良したもの
3 ○(正しい) 網状アスファルトルーフィングは立上り張りじまいや貫通配管回りの増張りに用いる
4 ○(正しい) アスファルトプライマーは下地と防水層の接着性を向上させる

選択肢1は、塗膜防水材をモルタルに調合して塗布すると説明している点が誤りです。塗膜防水材は液状のまま塗り重ねるんです。

この問題のポイント

この問題では、防水材料それぞれの正体を取り違えていないかが問われています。

カギになるのは、塗膜防水材の使い方です。「塗膜」という言葉のとおり、塗って膜にする材料なんです。

塗膜防水材は、ウレタンやFRPなどの液状材料を下地に塗り重ねて、つなぎ目のない防水層をつくります。

ザックリ言えば、塗膜防水は液体を塗って固まらせ、膜にする工法ということです。モルタルに混ぜて使うものではありませんね。

選択肢1

これが誤りを含む選択肢です。「塗膜防水材は、モルタルに調合して塗布することで防水層を形成する」とあります。

ここは混乱しやすいところですね。塗膜防水材は、ウレタンなどの液状材料をそのまま下地に塗り重ねて防水層をつくるんです。

モルタルに混ぜる材料ではありません。例えば、浴室やバルコニーにウレタンを刷毛やローラーで塗っていくのがこの工法です。記述は不適当ということです。

選択肢2

選択肢2は改質アスファルトについての記述です。

改質アスファルトは、もとのアスファルトに合成ゴムや合成樹脂を添加して、温度による硬さの変化などの性質を改良したものです。

例えば、夏の暑さで軟らかくなりすぎたり、冬の寒さでもろくなったりしにくくなりますね。記述のとおりなので、これは適当です。

選択肢3

選択肢3は網状アスファルトルーフィングについての記述です。

網状のルーフィングは、立上り防水層の端(張りじまい)や、配管が貫通する回りの増張りに使います。

例えば、ルーフドレン回りや配管の根元など、漏れやすい弱点を補強する場面ですね。記述のとおりなので、これは適当です。

選択肢4

選択肢4はアスファルトプライマーについての記述です。

プライマーは下塗り材で、下地と防水層をしっかりなじませるために使います。下地に染み込んで、防水層との接着性を高めるんです。

例えば、コンクリート下地に最初に塗っておく液体がこれにあたります。記述のとおりなので、これは適当です。

覚え方

防水材料は「どんな形で使うか」をセットで覚えると間違えにくくなります。

塗膜防水材は液状のまま塗り重ねる、プライマーは下塗りで接着性を上げる、です。

塗膜防水は液体を塗って膜にする工法、モルタルに混ぜるものではないと覚えておけば、選択肢1のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

塗膜防水材は、どのように使って防水層をつくるか。

ウレタンなどの液状材料を下地にそのまま塗り重ね、つなぎ目のない膜状の防水層をつくります。

Q.

下地と防水層の接着性を高めるために最初に塗る下塗り材を何というか。

アスファルトプライマー(プライマー)です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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