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令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 No.30を解説、材料の保管の考え方

けんせつる

けんせつる

板ガラスって、傷つかないように平らに寝かせて置くのが正解じゃないの。

この記事の要点

令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.30は、現場での材料の保管に関する問題です。正解は選択肢3。板ガラスは立てて保管します。

令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.30は、工事現場における材料の保管に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢3

「ガラスは寝かせて平らに置けば安全」と思いがちなんですが、これが一番危ない考え方です。板ガラスは自重でたわむため、立てて保管するのが正しいわけです。平積みにすると、下のガラスに荷重が集中して割れやひずみの原因になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) アルミニウム製建具は平積みを避け立てて保管する
2 ○(正しい) 型枠用合板は直射日光を避けシートを掛けて保管する
3 ×(誤り) 板ガラスは平積みではなく立てて保管する
4 ○(正しい) 巻いた壁紙は癖が付かないよう立てて保管する

選択肢3は、板ガラスを平積みで保管したとしている点が誤りです。板ガラスは立てて保管します。

この問題のポイント

この問題では、材料の性質に合った置き方ができているかが問われています。

つまずきやすいのは、平らな板状のものを「寝かせて置けば安全」と考えてしまう点ですね。ここは混乱しやすいところです。

板状で自重でたわむもの(ガラス、建具、長尺もの)は、基本的に立てて保管します。

例えば、ガラスを何枚も平積みにすると、下のガラスに上の重みが集中し、割れたり反ったりするわけです。だから立てて荷重を分散させるんです。

選択肢1

選択肢1はアルミニウム製建具の保管です。

アルミ建具は薄く変形しやすいので、平積みを避けて立てて保管します。

例えば、横にして重ねると枠がゆがんで建付けが悪くなりますね。記述のとおりで適当です。

選択肢2

選択肢2は型枠用合板の保管です。

合板は直射日光や雨に当たると反りや剥離が起きます。シートを掛けて日光や雨を防ぐのは正しい方法です。

記述のとおりで適当です。

選択肢3

これが誤りを含む選択肢です。板ガラスを平積みで保管したとしていますが、向きが逆です。

板ガラス立てて保管するのが原則なんです。

平積みにすると、下になったガラスに荷重が集中して割れやひずみが生じます。立てて置けば荷重が縁で支えられ、こうしたトラブルを防げるわけです。

このため、選択肢3は不適当ということです。

選択肢4

選択肢4は、巻いた壁紙(クロス)の保管です。

巻いた壁紙を横に寝かせて重ねると、自重で巻き癖や扁平な癖が付いてしまいます。

立てて保管すれば癖が付きにくくなりますね。記述のとおりで適当です。

覚え方

材料の保管は「板状・長尺ものは立てる」と押さえると整理しやすくなります。

ガラス、アルミ建具、巻いた壁紙は、いずれも立てて保管するのが基本です。

板ガラスは平積み禁止、立てて荷重を分散させるとセットで覚えておけば、選択肢3のひっかけに引っかからないでしょう。

一問一答

Q.

板ガラスは平積みと立て置きのどちらで保管するか。理由も簡単に。

立てて保管します。平積みにすると下のガラスに荷重が集中し、割れやひずみの原因になるためです。

Q.

型枠用合板を屋外で保管するとき、反りや剥離を防ぐためにどうするか。

直射日光や雨が当たらないようシートを掛けて保管します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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