けんせつる
抜取検査って、ロットにできるときとできないとき、どっちで使うんだっけ。
この記事の要点
令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.33は、品質管理の検査に関する問題です。正解は選択肢2。抜取検査は、品物がロットとして検査できる場合に使うわけです。
令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.33は、品質管理の検査に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 抜取検査は、ある程度の不良品の混入が許される場合に適用される |
| 2 | ×(誤り) | 抜取検査は、品物がロットとして検査できる場合に適用される。できない場合ではない |
| 3 | ○(正しい) | 全数検査は、不良品を見逃すと後工程に重大な影響を与える場合に適用される |
| 4 | ○(正しい) | 全数検査は、検査費用に比べて得られる効果が大きい場合に適用される |
選択肢2は、抜取検査を「ロットとして検査できない場合に適用される」としている点が誤りで、正しくはロットとして検査できる場合に適用されます。
この問題では、抜取検査と全数検査の使い分けが問われています。
抜取検査は、まとまった集まり、つまりロットの中から一部を抜き取って調べ、ロット全体の合否を判断する方法です。
だからこそ、品物をロットとしてまとめられることが前提になるんです。ここは混乱しやすいところですね。
ザックリ言えば、ロットにできるものは一部抜き取り、できないものは全部調べる、という分かれ方ということです。
選択肢1は抜取検査が許される条件についての記述です。
抜取検査は一部しか調べないので、検査をすり抜ける不良品がわずかに残る可能性があります。
そのため、ある程度の不良品の混入が許される場合に使うわけです。例えば、ねじや釘のように大量にあって1本2本の不良が致命的でないものですね。記述のとおりなので適当です。
これが誤りを含む選択肢です。「品物がロットとして検査できない場合に適用される」とありますが、条件が逆です。
抜取検査は、ロットの中から標本を抜き取る方法なので、そもそも品物をロットとして扱えることが必要なんです。
逆に、一つひとつ性質が違ってロットにまとめられない品物には、抜取検査は向きません。
条件が入れ替わっているため、選択肢2は不適当ということです。
選択肢3は全数検査が必要な場合についての記述です。
不良品を一つでも見逃すと後工程に重大な影響を与えるなら、すべてを調べる全数検査が必要になります。
例えば、人命にかかわる部材のように、1個の見逃しが許されない場合ですね。記述のとおりなので適当です。
選択肢4は全数検査と費用対効果についての記述です。
全数検査は手間も費用もかかりますが、それでも得られる効果のほうが大きいなら採用する価値があります。
検査費用に見合うだけの安心や品質が得られる場合に使うわけです。記述のとおりなので適当ですね。
抜取検査は、ロットにできるものに使う、と覚えておくと迷いません。
一部を抜き取る方法なので、まとめて扱える品物が前提になります。
抜取検査はロットにできる品物に使う、見逃しが致命的なら全数検査とセットで覚えると、選択肢2のような条件逆転のひっかけに引っかからなくなるでしょう。
抜取検査は、品物をロットとして扱えることが前提か。
前提です。ロットの中から標本を抜き取る方法なので、ロットとして検査できる場合に適用されます。
不良品を見逃すと後工程に重大な影響を与える場合に適した検査は何か。
全数検査です。すべてを調べるため、見逃しが許されない場合に向きます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
抜取検査は、まとまったロットから一部を抜き取って調べる方法です。だからロットとして扱える品物にこそ向いているんです。ロットにできないものは全数検査、と逆に押さえておくと迷いません。