けんせつる
グレイジングチャンネルの継目って、下辺の真ん中でいいんだっけ。
この記事の要点
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、外部に面するサッシのガラス工事に関する問題です。正解は選択肢3。
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、外部に面するサッシのガラス工事に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 網入板ガラスの下辺・縦小口下端は防錆処置をする |
| 2 | ○(正しい) | フロート板ガラスの切断面はクリーンカットとする |
| 3 | ×(誤り) | 継目は上辺中央部。下辺中央部だと水がたまる |
| 4 | ○(正しい) | セッティングブロックはガラス1枚につき2か所設置する |
選択肢3は、グレイジングチャンネルの継目を下辺中央部としている点が誤りで、正しくは水のたまりにくい上辺中央部です。
この問題は、外部に面するガラスの納め方が、防水や強度の面で正しいかを問うています。
特に外部側のガラスは、雨水をどう処理するかが大事なんです。
ここは「水がたまる位置に弱点を作らない」と考えると分かりやすいところですね。
ザックリ言えば、つなぎ目は水のたまりにくい上側に持っていく、ということです。
選択肢1は網入板ガラスの防錆処置についての記述です。
網入板ガラスは中に金網が入っており、水が小口に触れると網がさびて割れの原因になるんです。
そのため、水がたまりやすい下辺小口と縦小口の下端から4分の1の高さまで防錆処置をします。記述のとおりなので適当です。
選択肢2はフロート板ガラスの切断面についての記述です。
切断面にカケや傷があると、そこからひびが入りやすくなります。これをエッジ強度の低下といいます。
そこで切断面はきれいに仕上げたクリーンカット(クリアカット)とします。記述のとおりなので適当ですね。
これが誤りを含む選択肢です。「グレイジングチャンネルの継目の位置は、ガラスの下辺中央部とした」とありますが、ここが誤りです。
グレイジングチャンネルは、ガラスの周囲に巻きつける乾式のシール材です。継目には水が入りやすい弱点があるんです。
もし下辺の中央に継目を作ると、サッシの下に流れ落ちた雨水がちょうどたまる位置になり、漏水しやすくなります。
そのため継目は、水のたまりにくい上辺の中央部とします。位置が逆になっているため、選択肢3が不適当ということです。
選択肢4はセッティングブロックについての記述です。
セッティングブロックは、ガラスの自重を受け止めるためにガラス溝の下に置く支え駒です。
1枚のガラスにつき2か所、端部から一定の位置に置くのが原則です。1か所だと荷重が偏ってしまいます。記述のとおりなので適当です。
外部のガラス工事は、「水のたまる下側に弱点を作らない」と考えると間違えにくくなります。
つなぎ目や継目は、水が抜けやすい上辺側に持っていくわけです。
グレイジングチャンネルの継目は上辺中央部、下辺中央は漏水の元とセットで覚えておくと、選択肢3のような位置の逆を見抜けるでしょう。
グレイジングチャンネルの継目は、ガラスのどの位置に設けるのがよいか。
水のたまりにくいガラスの上辺中央部です。下辺中央だと漏水しやすくなります。
ガラスの自重を受けるセッティングブロックは、ガラス1枚につき何か所設置するか。
2か所です。1か所だと荷重が偏ってしまいます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3
グレイジングチャンネルの継目は、水のたまりにくいガラスの上辺中央部とします。下辺中央だと、雨水がたまる位置に継目が来て漏水しやすくなるんです。外部側は「水を下にためない」が基本だと押さえておくとよいですね。