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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.24を解説、金属材料の表面仕上げ

けんせつる

けんせつる

ヘアラインって、凸凹の浮出し模様のことだっけ。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.24は、金属材料の表面仕上げに関する問題です。正解は選択肢4。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.24は、金属材料の表面仕上げに関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

ステンレスのヘアラインは、研磨で連続した細い線状の模様をつけた仕上げです。凹凸の浮出し模様はエンボスなんです。名前の「ヘア(髪の毛)」のとおり、細い線が並ぶ仕上げと覚えておくと混同しませんね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 電解溶液中で着色した仕上げを電解着色皮膜という
2 ○(正しい) 陽極酸化の後に塗装した仕上げを陽極酸化塗装複合皮膜という
3 ○(正しい) 化学処理で図柄や模様をつけた仕上げをエッチングという
4 ×(誤り) 凹凸の浮出し模様はエンボス。ヘアラインではない

選択肢4は、凹凸の浮出し模様をヘアラインとしている点が誤りで、これはエンボスの説明です。

この問題のポイント

この問題は、金属の表面仕上げの名前と、その作り方や見た目が正しく結びついているかを問うています。

特にステンレスの仕上げは、似た名前が多くて混同しやすいんです。

ここは見た目のイメージで覚えると間違えにくいところですね。

ザックリ言えば、仕上げの名前は「どんな模様になるか」で決まっている、ということです。

選択肢1

選択肢1は電解着色皮膜についての記述です。

アルミ材を陽極酸化処理したあと、金属塩を含む電解溶液の中で二次的に電解処理し、色をつける仕上げなんです。

例えば、ブロンズ色やブラックのアルミサッシは、この方法で着色されています。記述のとおりなので適当です。

選択肢2

選択肢2は陽極酸化塗装複合皮膜についての記述です。

アルミ材を陽極酸化処理したあと、さらに塗装を施した仕上げです。酸化皮膜と塗膜を組み合わせるので「複合皮膜」と呼ぶわけです。

耐久性と色の自由度を両立できます。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢3

選択肢3はエッチングについての記述です。

ステンレス材の表面を化学処理(薬品で溶かす)して、図柄や模様を表す仕上げなんです。

マスキングした部分を残して薬品で溶かすと、模様が浮かび上がります。記述のとおりなので適当です。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「凹凸の浮出し模様を施した仕上げをヘアラインという」とありますが、ここが誤りです。

凹凸の浮出し模様をつける仕上げはエンボスです。ロールで凹凸を押し出して立体的な模様を作ります。

一方のヘアラインは、研磨ベルトなどで一方向に磨き、髪の毛のような細い線状の模様を連続してつけた仕上げです。

名前と内容が入れ替わっているため、選択肢4が不適当ということです。

覚え方

ステンレスの仕上げは、「模様の作り方」でひもづけると間違えにくくなります。

細い線が並べばヘアライン、凹凸を押し出せばエンボス、薬品で溶かせばエッチングです。

ヘアライン=研磨の細い線、凹凸の浮出しはエンボスとセットで覚えておくと、選択肢4のような入れ替えを見抜けるでしょう。

一問一答

Q.

ステンレス材の表面に、凹凸の浮出し模様を施した仕上げを何というか。

エンボスです。研磨で細い線状の模様をつけたものはヘアラインといいます。

Q.

ステンレス材を化学処理して図柄や模様を表す仕上げを何というか。

エッチングです。薬品で溶かして模様を浮かび上がらせます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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