けんせつる
大学を出てすぐ主任技術者になれるんだっけ。
この記事の要点
令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.46は、工事現場における技術者に関する問題です。正解は選択肢2。大学の指定学科卒業後に主任技術者となるには3年以上の実務経験が必要だからです。
令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.46は、建設業法上の工事現場における技術者に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 主任技術者は施工計画の作成・工程管理・品質管理の職務を誠実に行う |
| 2 | ×(誤り) | 指定学科を修めた大学卒業後は3年以上の実務経験が必要 |
| 3 | ○(正しい) | 密接な関係のある工事を同一業者が同一場所で施工する場合は同じ主任技術者が管理できる |
| 4 | ○(正しい) | 元請に監理技術者がいても、許可を受けた下請負人は主任技術者を置く |
選択肢2は、主任技術者になるための卒業後の実務経験の年数が不足している点が誤りで、指定学科を修めた大学卒業後は3年以上の実務経験が必要です。
この問題では、主任技術者の職務や資格要件、設置のルールが問われています。
特に資格要件は、学歴ごとに必要な実務経験の年数が決まっているんです。
大学・高専で指定学科を修めた場合は卒業後3年以上、高校で指定学科を修めた場合は卒業後5年以上が目安です。
ここは数字をきちんと覚えておきたいところですね。
選択肢1は主任技術者の職務についての記述です。
主任技術者は、建設工事を適正に実施するため、施工計画の作成・工程管理・品質管理その他の技術上の管理を行います。
現場の技術面を取りまとめる役割ですね。記述のとおりなので適当です。
これが誤りを含む選択肢です。大学で指定学科を修めて卒業した者が主任技術者になるには、卒業後3年以上の実務経験が必要です。
学歴だけでは要件を満たさず、実務経験の年数が組み合わさって初めて資格を得られるんです。
必要な経験年数が満たされていない記述のため、選択肢2は誤りということです。
選択肢3は主任技術者の兼務についての記述です。
専任が必要な工事でも、密接な関係のある2以上の建設工事を同一の建設業者が同一の場所で施工する場合は、これらを同じ主任技術者が管理できます。
一体的に進める工事なら一人でみてよい、という例外ですね。記述のとおりなので適当です。
選択肢4は下請負人の主任技術者についての記述です。
元請に監理技術者が置かれている場合でも、施工する建設業の許可を受けた下請負人は、自社の工事について主任技術者を置かなければなりません。
下請も自分の工事に責任を持つ必要があるからなんです。記述のとおりなので適当です。
技術者の資格要件は、「学歴ごとの実務年数」をセットで覚えると間違えにくくなります。
大学・高専の指定学科なら卒業後3年以上、高校の指定学科なら卒業後5年以上です。
大学指定学科は卒業後3年以上で主任技術者、学歴だけではなれないと覚えると、選択肢2のような年数の引っかけに気づけるでしょう。
大学で指定学科を修めた者が主任技術者になるには、卒業後何年以上の実務経験が必要か。
3年以上です。学歴だけでなく実務経験の年数も要件となります。
元請に監理技術者がいる場合、許可を受けた下請負人は主任技術者を置く必要があるか。
置く必要があります。下請も自社の工事について主任技術者を設置します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
大学の指定学科を出ても、主任技術者になるには卒業後3年以上の実務経験がいるんです。「学歴があればすぐなれる」と思いがちですが、学歴ごとに必要な実務年数が決まっています。現場での経験年数とセットで初めて要件を満たす、と押さえておきましょう。