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令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 No.22を解説、木造住宅の解体工事

けんせつる

けんせつる

蛍光ランプって、窓ガラスと一緒に砕いて処分していいんだっけ。

この記事の要点

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.22は、木造住宅の解体工事に関する問題です。正解は選択肢1。蛍光ランプは水銀を含むため、窓ガラスと一緒に破砕処分してはいけません。

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.22は、木造住宅の解体工事に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢1

蛍光ランプは水銀を含むので、ふつうのガラスごみと一緒にできないんです。窓ガラスと共に破砕してガラス類として処分してよいと勘違いしがちですが、これが一番危ない考え方ですね。蛍光ランプは水銀使用製品として分別し、専門業者に適正処理させると押さえておきましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 蛍光ランプは水銀を含む。窓ガラスと共に破砕してはいけない
2 ○(正しい) 建具と畳は建築設備を取り外した後、手作業で撤去する
3 ○(正しい) せっこうボードは再資源化のため水に濡れないように扱う
4 ○(正しい) 屋根葺材は内装材を撤去した後、手作業で取り外す

選択肢1は、蛍光ランプを窓ガラスと一緒に破砕している点が誤りで、水銀を含むため分別して適正処理しなければなりません。

この問題のポイント

この問題では、分別解体の手順と、有害物を含む建材の扱いが問われています。

木造住宅の解体は、上から下へ、また内側の仕上げから構造へという順で進めます。なぜかというと、有害物や再資源化できる材料を先に分けて取り出すためなんです。

蛍光ランプのように水銀を含むものは、ほかのごみと混ぜると環境を汚すおそれがあります。ここは特に注意したいところですね。

選択肢1

これが誤りを含む選択肢です。蛍光ランプを窓ガラスと共に専用コンテナで破砕し、ガラス類として処分したとありますが、これは不適当です。

蛍光ランプの内部には水銀が使われています。破砕すると水銀が飛散して、人や環境に害を与えるからなんです。

蛍光ランプは水銀使用製品として分別し、割らずに回収して専門業者に処理を委ねます。ガラスだから一緒でよい、とはならないわけです。

選択肢2

選択肢2は建具と畳の撤去についての記述です。

解体は設備機器を先に外してから、建具や畳を手作業で取り外します。手作業にするのは、分別しながら丁寧に外すためです。

よって建築設備を取り外した後に手作業で撤去する記述は適当ですね。

選択肢3

選択肢3はせっこうボードについての記述です。

せっこうボードは再資源化できる材料ですが、水に濡れると品質が落ちてリサイクルしにくくなります。

よって水に濡れないように取り扱う記述は適当です。

選択肢4

選択肢4は屋根葺材についての記述です。

屋根葺材は、内装材を撤去した後に手作業で取り外します。順序としては内部の仕上げを先に分別してから外側へ進めるわけです。

よって内装材を撤去した後に手作業で取り外す記述は適当ですね。

覚え方

解体の分別では、「水銀・アスベストなどの有害物は混ぜない」が大原則です。

蛍光ランプは中に水銀が入っているので、割って一般ごみにしてはいけません。

蛍光ランプ=水銀使用製品、割らずに分別して適正処理とセットで覚えると、選択肢1のような引っかけに惑わされなくなるでしょう。

一問一答

Q.

蛍光ランプを窓ガラスと一緒に破砕してはいけない理由は何か。

蛍光ランプは水銀を含むためです。割って混ぜると水銀が飛散するため、分別して適正処理します。

Q.

せっこうボードを解体時に水に濡らさないようにするのはなぜか。

再資源化するためです。濡れると品質が落ちてリサイクルしにくくなります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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