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令和3年度(前期)2級建築施工管理技士 No.4 を解説、木造在来軸組構法

令和3年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.4 は、木造在来軸組構法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 柱の有効細長比
  2. 引張筋かいの断面
  3. 必要軸組長さの階による違い
  4. 2階建て1階の柱の小径

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

地震や風で必要となる軸組(筋かい等)の長さは、上の重さを多く支える1階のほうが大きくなるんです。

選択肢3は2階の方が大きな値となるとしていますが、下階ほど水平力が大きく必要量が増えるため誤りです。正しくは1階の方が大きいわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 構造耐力上主要な柱の有効細長比は150以下
2 ○(正しい) 引張筋かいは厚さ1.5cm以上・幅9cm以上
3 ×(誤り) 必要な軸組の長さは2階ではなく1階の方が大きい
4 ○(正しい) 2階建て1階の柱は原則小径13.5cm以上

選択肢3のポイント(ここが誤り)

建物にかかる地震力や風圧力は、上の階の重さや受圧面積が積み重なる下階ほど大きくなります。

だから水平力に抵抗する軸組(筋かいなど)の必要な長さも、1階のほうが2階より大きくなります。

ザックリ言えば、「下の階ほど踏ん張りが必要」で、必要軸組長さは1階が大きい、ということです。

覚え方

  • 必要軸組長さ=1階の方が大きい
  • 柱の有効細長比=150以下
  • 2階建て1階の柱小径=13.5cm以上

一問一答

Q.

必要な軸組の長さは1階と2階のどちらが大きいか。

1階の方が大きくなります。下階ほど水平力が大きいためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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