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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.30 を解説、木部の塗装工事

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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.30 は、木部の塗装工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、木部に塗る塗料と下地づくりの材料を問うものです。オイルステインの耐候性、パテかいに使う耐水形パテ、クリヤラッカーの下塗りシーラー、木材保護塗料の希釈の有無が並びます。

引っかけの核心は1点、クリヤラッカーの下塗りはウッドシーラー、サンジングシーラーは中塗りという役割の違いです。名前が似たシーラーを取り違えさせる出題なんです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) オイルステインは耐候性に劣るため、屋外の木部には使用しないのが適切
2 ◯(正しい) つや有エマルションペイントの下塗り後のパテかいには、水に強い耐水形パテを使う
3 ×(誤り) クリヤラッカーの下塗りはウッドシーラー。サンジングシーラーを下塗りに使ったとした点が誤り
4 ◯(正しい) 木材保護塗料は浸透させて効かせるため、希釈せず原液のまま使用する

選択肢3はクリヤラッカーの下塗りにサンジングシーラーを使ったとした点が誤りで、下塗りは木地の吸い込み止めとなるウッドシーラーを用います。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

クリヤラッカー塗りは、木目を生かす透明仕上げです。木地は塗料を吸い込みやすいので、最初に吸い込みを止める下塗りが要ります。

その下塗りに使うのがウッドシーラーです。木地にしみ込んで導管を埋め、上塗りのラッカーが均一にのる下地をつくります。

一方サンジングシーラーは、下塗り後に塗って研磨(サンディング)をしやすくする中塗りの材料です。塗膜を研ぎやすくし、平滑な面に整える役割で、段階が一つ後なんです。

選択肢3はこの2つを取り違え、中塗り材のサンジングシーラーを下塗りに使ったとしている点が誤りです。塗装は下塗り・中塗り・上塗りで材料の役割が分かれている点を押さえておきましょう。

覚え方

  • クリヤラッカー=下塗りウッドシーラー、中塗りサンジングシーラー
  • オイルステインは耐候性が低く屋外は不可
  • 木材保護塗料は浸透型なので原液で塗る(希釈しない)

理解度チェック

Q.

ウッドシーラーとサンジングシーラーは、それぞれ塗装のどの段階で使うか。

ウッドシーラーは木地の吸い込み止めの下塗り、サンジングシーラーは研磨をしやすくする中塗りです。下塗りと中塗りで役割が異なります。

Q.

木材保護塗料は希釈して使うか、原液で使うか。

原液のまま使います。木の内部に浸透させて保護する塗料なので、希釈すると性能が落ちるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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