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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 を解説、建具工事

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 は、建具工事 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. フラッシュ戸裏側の防錆
  2. 木製フラッシュ戸の中骨
  3. アルミに接する小ねじ
  4. 樹脂製建具の製作範囲

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

異種金属が触れると電食(異種金属接触腐食)が起こるんです。だから接する金物の材質が問われます。

選択肢3はアルミに接する小ねじに鉛めっき処理したものを使用したとしていますが、アルミと接する小ねじは電食を避けるためステンレス製などを使うのが適切で誤りです。正しくはアルミに接する小ねじはステンレス等とします。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 鋼製両面フラッシュ戸の表面板裏側見え隠れ部分は防錆塗装を省略してよい
2 ◯(適当) 木製フラッシュ戸の中骨は杉のむく材を使用してよい
3 ×(不適当) アルミに接する小ねじは鉛めっきではなくステンレス等を使う
4 ◯(適当) 樹脂製建具は加工・組立てからガラス組込みまで建具製作所で行う

選択肢3のポイント(ここが誤り)

アルミニウムは他の金属と接して水分があると、電池のように腐食する電食が起こります。

これを防ぐには、アルミと相性のよいステンレス製の小ねじなどを使います。鉛めっきはその対策として適切ではないんです。

ザックリ言えば、アルミに触れる金物は電食しにくい材質を選ぶ、ということです。

覚え方

  • アルミに接する小ねじ=ステンレス等
  • 異種金属接触は電食の原因
  • 樹脂製建具はガラス組込みまで工場で

一問一答

Q.

アルミニウムに接する小ねじにステンレス製などを使うのはなぜか。

異種金属接触による電食(腐食)を防ぐためです。鉛めっきは適切ではありません。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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