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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 を解説、カーペット敷き

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令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、カーペット敷きに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、カーペットの敷き方と工法ごとの道具を問うものです。タイルカーペットの接着剤、全面接着工法とニーキッカー、グリッパーの打付け、ウィルトンカーペットのはぎ合わせが並びます。

引っかけの核心は1点、カーペットを引っ張って伸ばす道具のニーキッカーは、グリッパー工法で使うものだということです。全面接着工法と取り違えさせる出題なんです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) タイルカーペットは貼り替えできるよう、粘着はく離形の接着剤で張り付けるのが標準
2 ×(誤り) ニーキッカーはグリッパー工法でカーペットを伸ばす道具。全面接着工法で使ったとした点が誤り
3 ◯(正しい) グリッパーは壁際とのすき間を均等にとって打ち付け、端部をきれいに納める
4 ◯(正しい) ウィルトンカーペットのはぎ合わせは、手縫いでつづり縫いとするのが適切

選択肢2は全面接着工法でニーキッカーを使って伸長させたとした点が誤りで、ニーキッカーはグリッパー工法でカーペットを引っ張る道具です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

グリッパー工法は、部屋の壁際に釘を上向きに植えたグリッパーを打ち付け、その釘にカーペットの端を引っ掛けて固定する工法です。下に下敷き(アンダーフェルト)を敷いて踏み心地を出します。

釘に引っ掛ける前に、カーペットをぴんと張る必要があります。そこで使うのがニーキッカーやパワーストレッチャーで、膝で押し当ててカーペットを伸長させ、たるみを取ります。

一方、全面接着工法は床下地の全面に接着剤を塗ってカーペットを貼り付ける工法です。接着剤で密着させるので、そもそも引っ張って伸ばす作業がなく、ニーキッカーを使う場面がありません

選択肢2はこの2工法を取り違え、全面接着工法でニーキッカーを使ったとしている点が誤りなわけです。工法と道具の対応を整理しておきましょう。

覚え方

  • ニーキッカー・パワーストレッチャー=グリッパー工法で伸長させる道具
  • 全面接着工法は接着剤で密着、伸長作業なし
  • タイルカーペットは粘着はく離形/ウィルトンのはぎはつづり縫い

理解度チェック

Q.

ニーキッカーはどの工法で使う道具で、何のために使うか。

グリッパー工法で使います。カーペットを膝で押して伸長させ、たるみを取って壁際の釘に引っ掛けるためです。全面接着工法では使いません。

Q.

タイルカーペットに粘着はく離形の接着剤を使うのはなぜか。

1枚ずつ容易にはがして貼り替えられるようにするためです。汚れや配線変更に応じて部分的に交換できます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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